[opensuse-ja] openSUSE Leap 15.2 リリース
武山です 昨日の 12:00 UTC に 15.2 がリリースされました。 https://ja.opensuse.org/Portal:15.2 翻訳は鎌田さんですね。いつもありがとうございます。 注目は機械学習系のパッケージの追加ですが、しばしばプロプラドライバが重要となってくる 領域ですので、すんなり使えるかは私は確認できていません、 日本語周りだと長年の課題であった LibreOffice の KDE 向け UI で IM Module 経由で日本語入力ができるようになりました。 # 15.1 の途中からできるようになっていましたが、IBus で GTK を指定していました 今月中にオンラインリリースパーティを開催予定ですので、 よろしくお願いします。 -- Fuminobu TAKEYAMA -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org To contact the owner, e-mail: opensuse-ja+owner@opensuse.org
koga です。 # 別の話題なのですが、関連してそうなのでスレッド繋げました。 一昨日、openSUSE Leap 15.1 → 15.2 にアップグレードしたのですが、 KDE3 アプリと xterm 上で日本語入力ができなくなっていることに気づき ました。(Firefox などの GTK アプリは問題なし) 同じような事象を経験している方、またはこうすれば直る、という情報を お持ちの方はいらっしゃいませんか? 少し気になっているのは、武山さんのメールで、
日本語周りだと長年の課題であった LibreOffice の KDE 向け UI で IM Module 経由で日本語入力ができるようになりました。 # 15.1 の途中からできるようになっていましたが、IBus で GTK を指定していました
このようなことが書いてあったのを思い出し、もしかして、この影響を
受けてたりするのかな...と想像しましたが、全く見当違いでしたら、
その旨だけでも教えてくださると助かります(問題点を切り分けたいので)。
15.1 では fcitx を使っていて、IM 関連で指定していた(る)環境変数は
以下の通りです。
# fcitx
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=xim
export XMODIFIERS=@im=fcitx
# この辺を見て設定した気がする。
# https://lists.opensuse.org/opensuse-ja/2008-11/msg00012.html
■ やってみたこと
1. fcitx-diagnose で原因を調べる → https://paste.opensuse.org/7081128
2. /etc/environment に上記の環境変数を書く → 変化なし
3. ~/.xinitrc に上記の環境変数を書く → 変化なし
4. ~/.xprofile に上記の環境変数を書く → 変化なし
5. ibus に切り替えてみる → 変化なし
6. https://qiita.com/ai56go/items/63abe54f2504ecc940cd
この記事に従って example02.c をコンパイルしたものは日本語入力できる
# KDE3 や xterm と同じ XIM のはずなのに、なぜ入力できるのか気になる
ところで、いろいろ試している中で、YaST2 の「言語」で日本語を選択して
保存したら、ibus 関連のパッケージインストールが始まり、再起動後に ls
したら、日本語のファイル名が表示できなくて焦りました。
どうも locale 情報が壊れたようで、root で
# localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8
して再起動したら直りました。(これはこれでバグですかね?)
情報お待ちしています。
This is the reply to ...
"[opensuse-ja] openSUSE Leap 15.2 リリース"
Fuminobu TAKEYAMA
武山です
昨日の 12:00 UTC に 15.2 がリリースされました。 https://ja.opensuse.org/Portal:15.2
翻訳は鎌田さんですね。いつもありがとうございます。
注目は機械学習系のパッケージの追加ですが、しばしばプロプラドライバが重要となってくる 領域ですので、すんなり使えるかは私は確認できていません、
日本語周りだと長年の課題であった LibreOffice の KDE 向け UI で IM Module 経由で日本語入力ができるようになりました。 # 15.1 の途中からできるようになっていましたが、IBus で GTK を指定していました
今月中にオンラインリリースパーティを開催予定ですので、 よろしくお願いします。
--
koga
武山です xterm で日本語入力は私もできませんね xterm はクリーンな 15.1 でも日本語入力できていないです xim 自体は動いているようで、 GTK_IM_MODULE=xim gedit で xim 経由で日本語入力ができているようです # ただし gtk3-immodule-xim は必要 # xim かの見分けは、インラインで変換候補が出る状態で、 # 候補ウインドウがカーソル下に出るかどうかです。 Qt3 が xim のハンドリングをどこでやっていたか把握していませんが Trinity(ですよね?)の Qt3 の変更を追ってみるのがよいかもしれません。
日本語周りだと長年の課題であった LibreOffice の KDE 向け UI で IM Module 経由で日本語入力ができるようになりました。 # 15.1 の途中からできるようになっていましたが、IBus で GTK を指定していました
ちなみに、これは LibreOffice のアプリケーションサイドの話です。 On 2020/08/10 14:17, ikoga@opensuse.org wrote:
koga です。 # 別の話題なのですが、関連してそうなのでスレッド繋げました。
一昨日、openSUSE Leap 15.1 → 15.2 にアップグレードしたのですが、 KDE3 アプリと xterm 上で日本語入力ができなくなっていることに気づき ました。(Firefox などの GTK アプリは問題なし)
同じような事象を経験している方、またはこうすれば直る、という情報を お持ちの方はいらっしゃいませんか?
少し気になっているのは、武山さんのメールで、
日本語周りだと長年の課題であった LibreOffice の KDE 向け UI で IM Module 経由で日本語入力ができるようになりました。 # 15.1 の途中からできるようになっていましたが、IBus で GTK を指定していました
このようなことが書いてあったのを思い出し、もしかして、この影響を 受けてたりするのかな...と想像しましたが、全く見当違いでしたら、 その旨だけでも教えてくださると助かります(問題点を切り分けたいので)。
15.1 では fcitx を使っていて、IM 関連で指定していた(る)環境変数は 以下の通りです。
# fcitx export GTK_IM_MODULE=fcitx export QT_IM_MODULE=xim export XMODIFIERS=@im=fcitx
# この辺を見て設定した気がする。 # https://lists.opensuse.org/opensuse-ja/2008-11/msg00012.html
■ やってみたこと 1. fcitx-diagnose で原因を調べる → https://paste.opensuse.org/7081128 2. /etc/environment に上記の環境変数を書く → 変化なし 3. ~/.xinitrc に上記の環境変数を書く → 変化なし 4. ~/.xprofile に上記の環境変数を書く → 変化なし 5. ibus に切り替えてみる → 変化なし 6. https://qiita.com/ai56go/items/63abe54f2504ecc940cd この記事に従って example02.c をコンパイルしたものは日本語入力できる # KDE3 や xterm と同じ XIM のはずなのに、なぜ入力できるのか気になる
ところで、いろいろ試している中で、YaST2 の「言語」で日本語を選択して 保存したら、ibus 関連のパッケージインストールが始まり、再起動後に ls したら、日本語のファイル名が表示できなくて焦りました。
どうも locale 情報が壊れたようで、root で # localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8 して再起動したら直りました。(これはこれでバグですかね?)
情報お待ちしています。
This is the reply to ... "[opensuse-ja] openSUSE Leap 15.2 リリース" Fuminobu TAKEYAMA
wrote on 2020-07-03 01:23:42(+0900): --------------------------------------------------------------------- Message-ID: 武山です
昨日の 12:00 UTC に 15.2 がリリースされました。 https://ja.opensuse.org/Portal:15.2
翻訳は鎌田さんですね。いつもありがとうございます。
注目は機械学習系のパッケージの追加ですが、しばしばプロプラドライバが重要となってくる 領域ですので、すんなり使えるかは私は確認できていません、
日本語周りだと長年の課題であった LibreOffice の KDE 向け UI で IM Module 経由で日本語入力ができるようになりました。 # 15.1 の途中からできるようになっていましたが、IBus で GTK を指定していました
今月中にオンラインリリースパーティを開催予定ですので、 よろしくお願いします。
-- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org To contact the owner, e-mail: opensuse-ja+owner@opensuse.org
koga です。 早速のご返信ありがとうございます。
xim 自体は動いているようで、 GTK_IM_MODULE=xim gedit で xim 経由で日本語入力ができているようです # xim かの見分けは、インラインで変換候補が出る状態で、 # 候補ウインドウがカーソル下に出るかどうかです。
gedit をインストールして、同じように動作していることを確認できました。 なるほど、候補ウィンドウで、どちらの IM が動作しているか区別できるの ですね、良いことを知りました。 https://paste.opensuse.org/view/40902277 xim は動いていて QT3 と X アプリがダメだとすると、そこを繋いでいる 何かがアップグレードでいなくなった? こういうのとか? https://software.opensuse.org/package/fcitx-config-kde4
Qt3 が xim のハンドリングをどこでやっていたか把握していませんが Trinity(ですよね?)の Qt3 の変更を追ってみるのがよいかもしれません。
いま問題が起きているのは、従来の KDE3 で Trinity ではないのです。 https://ja.opensuse.org/KDE3 ← こっち # 15年近くこの環境なので TDE に移行するのが後回しになっていて... しかも、アップグレードのプロセスで、KDE3 側のパッケージは変わって いないので、openSUSE 側の何かが変わったのかと疑っていました。 クリーンインストールや、TDE でも同じことが起きるかは、ちょっと VM 立てて試してみようと思います。
日本語周りだと長年の課題であった LibreOffice の KDE 向け UI で IM Module 経由で日本語入力ができるようになりました。 # 15.1 の途中からできるようになっていましたが、IBus で GTK を指定していました
ちなみに、これは LibreOffice のアプリケーションサイドの話です。
なるほど、これは違う話ですね。情報ありがとうございます。
--
koga
koga です。 この問題、解決しました! 原因は libX11-6 のバグでした...。 openSUSE の security-announce メーリングリストで、XIM 絡みの修正が 入っていたので、「もしや?」と思いアップデートしたら直りました。
[security-announce] openSUSE-SU-2020:1182-1: important: Security update for libX11 - Fixed XIM client heap overflows (CVE-2020-14344, bsc#1174628).
https://gitlab.freedesktop.org/xorg/lib/libx11/-/issues/116#note_586936
https://bugs.debian.org/cgi-bin/bugreport.cgi?bug=966691
書いていませんでしたが、ここで報告されている事象と全く同じで、emacs
を起動すると segfault でクラッシュするので、これはこれで emacs 側の
バグかと思い込んでいました。
YaST から Online Update を選択し、libX11-6, libX11-xcb1, libX11-data
をアップデートして X を再起動したら、正常に QT3(KDE3) アプリで日本語
入力できるようになりました。xterm 上の日本語入力も問題なし、emacs も
正常に起動します。
前回の ML 投稿直後に用意した VM (アップデートが入る前のパッケージが
入ったもの)でも再現しました。
▲ NG (libX11-6-1.6.5-lp152.5.3.1.x86_64)
$ rpm -qi libX11-6
Name : libX11-6
Version : 1.6.5
Release : lp152.5.3.1
Architecture: x86_64
Install Date: 2020年08月10日 17時50分38秒
Group : System/Libraries
Size : 1314376
License : MIT
Signature : RSA/SHA256, 2020年08月05日 06時04分58秒, Key ID b88b2fd43dbdc284
Source RPM : libX11-1.6.5-lp152.5.3.1.src.rpm
Build Date : 2020年08月05日 06時04分24秒
Build Host : cloud104
Relocations : (not relocatable)
Packager : http://bugs.opensuse.org
Vendor : openSUSE
URL : http://xorg.freedesktop.org/
Summary : Core X11 protocol client library
● OK (libX11-6-1.6.5-lp152.5.6.1.x86_64)
$ rpm -qi libX11-6
Name : libX11-6
Version : 1.6.5
Release : lp152.5.6.1
Architecture: x86_64
Install Date: 2020年08月14日 23時05分10秒
Group : System/Libraries
Size : 1314376
License : MIT
Signature : RSA/SHA256, 2020年08月12日 05時56分03秒, Key ID b88b2fd43dbdc284
Source RPM : libX11-1.6.5-lp152.5.6.1.src.rpm
Build Date : 2020年08月12日 05時55分35秒
Build Host : cloud117
Relocations : (not relocatable)
Packager : http://bugs.opensuse.org
Vendor : openSUSE
URL : http://xorg.freedesktop.org/
Summary : Core X11 protocol client library
お騒がせいたしました。
--
koga
橋本修太です
情報ありがとうございます。
私はemacsがsegfault でクラッシュする事象にでくわしていて、コンソールモードで利用していました。
今Xで起動してみたら、無事に起動しました。
https://forums.opensuse.org/showthread.php/542809-Emacs-segfault-with-libX11...
ユーザ会slackには投げていたのですが、こちらで共有するのを忘れてました。すみません。
# まさかemacs以外にも派生しているとは・・・でも、Xのライブラリなので、考えてみれば当然ですよね
2020年8月15日(土) 1:44
koga です。
この問題、解決しました! 原因は libX11-6 のバグでした...。
openSUSE の security-announce メーリングリストで、XIM 絡みの修正が 入っていたので、「もしや?」と思いアップデートしたら直りました。
[security-announce] openSUSE-SU-2020:1182-1: important: Security update for libX11 - Fixed XIM client heap overflows (CVE-2020-14344, bsc#1174628).
https://gitlab.freedesktop.org/xorg/lib/libx11/-/issues/116#note_586936 https://bugs.debian.org/cgi-bin/bugreport.cgi?bug=966691 書いていませんでしたが、ここで報告されている事象と全く同じで、emacs を起動すると segfault でクラッシュするので、これはこれで emacs 側の バグかと思い込んでいました。
YaST から Online Update を選択し、libX11-6, libX11-xcb1, libX11-data をアップデートして X を再起動したら、正常に QT3(KDE3) アプリで日本語 入力できるようになりました。xterm 上の日本語入力も問題なし、emacs も 正常に起動します。
前回の ML 投稿直後に用意した VM (アップデートが入る前のパッケージが 入ったもの)でも再現しました。
▲ NG (libX11-6-1.6.5-lp152.5.3.1.x86_64) $ rpm -qi libX11-6 Name : libX11-6 Version : 1.6.5 Release : lp152.5.3.1 Architecture: x86_64 Install Date: 2020年08月10日 17時50分38秒 Group : System/Libraries Size : 1314376 License : MIT Signature : RSA/SHA256, 2020年08月05日 06時04分58秒, Key ID b88b2fd43dbdc284 Source RPM : libX11-1.6.5-lp152.5.3.1.src.rpm Build Date : 2020年08月05日 06時04分24秒 Build Host : cloud104 Relocations : (not relocatable) Packager : http://bugs.opensuse.org Vendor : openSUSE URL : http://xorg.freedesktop.org/ Summary : Core X11 protocol client library
● OK (libX11-6-1.6.5-lp152.5.6.1.x86_64) $ rpm -qi libX11-6 Name : libX11-6 Version : 1.6.5 Release : lp152.5.6.1 Architecture: x86_64 Install Date: 2020年08月14日 23時05分10秒 Group : System/Libraries Size : 1314376 License : MIT Signature : RSA/SHA256, 2020年08月12日 05時56分03秒, Key ID b88b2fd43dbdc284 Source RPM : libX11-1.6.5-lp152.5.6.1.src.rpm Build Date : 2020年08月12日 05時55分35秒 Build Host : cloud117 Relocations : (not relocatable) Packager : http://bugs.opensuse.org Vendor : openSUSE URL : http://xorg.freedesktop.org/ Summary : Core X11 protocol client library
お騒がせいたしました。
-- koga
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Fuminobu TAKEYAMA
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ikoga@opensuse.org
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橋本修太