今井さん、松本さん
古跡です。
私もちょっとヘッダを見てみました。
Satoru Matsumoto さんは書きました:
おそらく X-Spam-Score の値が一定値以上になると(3あたりが閾値かな?) Spam
と判定され、配信されなくなってしまうのだと思うのですが、ちょっと気になる
のが X-Spam-Status の中に見える TVD_SPACE_RATIO の部分です。
TVD_SPACE_RATIO というのはどうやら、文中にどの程度の頻度でスペース(半角)
が入っているかを見て、少ないとスコアが高くなる(…つまり、一般的な英語ある
いはヨーロッパ系言語の文章であれば本文にはそこそこ半角スペースが入ってい
るはず、という前提に基づくもの)というフィルタのようなんですが、ベタで日
本語を打っていれば半角スペースが文中に入る機会は少ない訳で、日本語でやり
とりされることが前提の当 ML にはそぐわないフィルタなのではないかと思います。
...
Delivered-To: opensuse-ja@lists4.opensuse.org
Received: from Relay2.suse.de (relay2.suse.de [149.44.160.89])
by lists4.suse.de (Postfix) with ESMTP id 249365DEDE7
for ; Sun, 12 Oct 2008 12:09:38 +0000 (GMT)
Received: from relay2.suse.de (localhost [127.0.0.1])
by Relay2.suse.de (Postfix) with ESMTP id AE4A934050AF
for ; Sun, 12 Oct 2008 14:09:49 +0200 (CEST)
X-Virus-Scanned: by amavisd-new at relay2.suse.de
X-Spam-Score: 2.24
X-Spam-Level: **
X-Spam-Status: No, score=2.24 tagged_above=-20 required=5
tests=[BAYES_50=0.001, DNS_FROM_SECURITYSAGE=0.001,
GAPPY_SUBJECT=1.02, MY_SUSE=-1, SPF_PASS=-0.001,
TVD_SPACE_RATIO=2.219]
Received: from mx2.suse.de ([195.135.220.15])
by relay2.suse.de (relay2.suse.de [149.44.160.89]) (amavisd-new, port 10025)
with ESMTP id 2JLg7b8JjeFR for ;
Sun, 12 Oct 2008 14:09:48 +0200 (CEST)
...
From: Masaru Imai
To: opensuse-ja@opensuse.org
Subject: Re: [opensuse-ja] =?iso-2022-jp?b?GyRCJVMlayVJJTUhPCVTJTk3UiQsJGokRxsoQi4uLi4=?=
Date: Sun, 12 Oct 2008 21:09:11 +0900
User-Agent: KMail/1.9.10
$ dig opensuse.org mx +short
42 mx2.suse.de.
42 mx1.suse.de.
$
どうやら relay2.suse.de というメールサーバで amavis を用いており、そこを
通しているようです。閾値は 5point です。
チェックしているのは、spamassassin の3.2系列ではないかと推測できます。
3.2系は TVD_SPACE_RATIO で引っかかる人が多くて、結構問題も出ております。
X-Virus-Scanned: by amavisd-new at relay2.suse.de
X-Spam-Score: 4
X-Spam-Level: ****
X-Spam-Status: No, score=4 tagged_above=-20 required=5 tests=[BAYES_99=5,
DNS_FROM_SECURITYSAGE=0.001, MY_SUSE=-1, SPF_PASS=-0.001]
...
From: Masaru Imai
To: opensuse-ja@opensuse.org, maimai@coral.ocn.ne.jp
Subject: [opensuse-ja] openSUSE =?iso-2022-jp?b?MTEuMBskQiROJV4lOSU5JUglbCE8JTgkTiVHJVAlJCU5M2QbKEI=?=
=?iso-2022-jp?b?GyRCJGpFdiRGGyhC?=
Date: Sun, 12 Oct 2008 23:29:17 +0900
User-Agent: KMail/1.9.10
10/12の23時過ぎに今井さんが送ったメールを見ますと、TVD_SPACE_RATIO はついて
ませんが、BAYES_99 に引っかかっていて、しかもスコアが 5 もついています。
なにか学習されてしまっているようですね。しかもスコアがちょっと強すぎです。
かろうじて投稿できたというところです。
TVD_SPACE_RATIO のスコアは 2.219 なので、これに小さなスコアが少し加算された
ぐらいではスパム扱いにはなりません。
今までに投稿を失敗したメールの中身は分からないのですが、TVD_SPACE_RATIO 単独
の問題ではなく、BAYES_99 と2つ同時にかかったときにスパム扱いになっている
可能性が高いと私は思います。
元々spamassassinは日本語などを考慮した仕様になっておりません。
3.2になってから多言語に対応し始めましたが、不完全で、初期設定でも機能がオフに
なっています。
TVD_SPACE_RATIO も単にスペースによってスコアをつけるのはやりすぎという印象を
もつ人も多いです。TVD_SPACE_RATIO と BAYES_99 は、日本語のメールで特に問題に
なっており、日本語メールを扱うなら機能をオフにするか、スコアを下げるか、日本語
化パッチを当てて対応するのが普通です。
どうやら、各言語のMLをドイツのサーバで一括で扱っているが、日本語MLのことは一切
考慮されてなかったという印象を私はもっています。
# 間違ってたらすみません。
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古跡 智仁 (Tomohito Koseki)
e-mail: historic.ruins@gmail.com
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