-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE----- Hash: SHA1 松本です。 いろいろご提案及び要点整理、ありがとうございます。 Ko Kazaana さんは書きました:
2009/02/13 18:33 Satoru Matsumoto
: 今回、オープンな形で行うこと、つまり、話し合った内容については基本的に公 開していくことを念頭に置いていますので、なにはともあれ記録は残しておく必 要があるだろうと考えています。 (snip)
なるほど。であれば、ミーティングの冒頭で参加者の了解をとって録音する、 というのが一番手軽で簡単な方法だと思います。こうすれば、(文字化を 後回しにすることで)参加者は議事に集中できますし、記録としても残せ ますし。もちろん、録音そのものは、あくまでも議事録作成のための便法で あり、録音データは非公開で構わないと思います。
先にドラフト案として
・ミーティングの模様の録画、録音はしません(技術的/設備的な制約、また、 その記録の事後処理について明確になっていないため)。 として挙げていた理由の前半「技術的/設備的な制約」については、簡単に言っ てしまうと、私自身は今録画、録音できる機材を持っていないので、自分で用意 できないことを提案はできない…ということに尽きます。なので、どなたかが録 音できる機材を持ってきてくれて、後半の「その記録の事後処理について」の部 分については「ミーティングの冒頭で参加者の了解をとって録音する」というこ とでコンセンサスが取れれば、それでいいと思います。ていうか、その方が確か に楽です。 # …ということで、風穴さん、機材ってお持ちですか? # もしお持ちいただけるようでしたらお願いします。m(_'_)m
# もしかしたらMLを見てる人の中には「集まって話をするだけなのに何を七面倒くさい # ことを言い合ってるんだ」と思う人が少なからずいるような気がしてちょっと気が引け # たのですが(笑)、あえてMLであれこれ書いてみました。というのも、今回のMeetingに # こめられた松本さんの深謀遠慮――日本のopenSUSEコミュニティの将来に対する思 # い――を(私なりに)感じ取ったからです。
確かに「こいつら何を話しているんだ?」と感じている方は少なくないだろうと 私も思います。あるいは純粋にこういったことには全く興味がないという方もい るでしょう。 深謀遠慮、などといったたいそうなことではないのですが…。 私はプロジェクト/コミュニティというものを多人数で乗れる長〜い自転車みた いなものだとイメージしています。 http://www.flickr.com/photos/xnmeme/247570073/ そのサドルには、誰でも、タダで乗ることができます。乗ってしまえば、とりあ えず前には進んでくれます。 でも、その自転車が前に進めるのは、こいでくれる人がいるからです。逆を言う と、こぐ人がいなくなってしまったら、その自転車は推進力を失って倒れてしま います。そして、乗った人であれば誰でも、ちょっと力を込めて足元のペダルを 踏み込みさえすれば、こぐことができるのです。 ちょうど今、某 ML では「『無料』しかウリがない Linux デスクトップなん て、Microsoft が Windows をディスカウントしたら終わりじゃん」という石が 投げ込まれ、議論(とは程遠い稚拙なやりとりになっている?という気もします が…)が展開されていたりします。 これを上の自転車のたとえに当てはめてみると、Microsoft の Windows はさし ずめ路線バスといったところでしょうか。 「自転車に乗る利点が『無料』でしかないなら、バスの料金が安くなった時点で 誰も自転車になんて乗ろうとしなくなるだろう」 …といった感じに置き換えられるのではないかと。 本当に『無料』であることしか利点はないのでしょうか? 私は、『無料』であること以上に、『望んで、その望みを伝え、自分がそのため に手を動かせば、望みはかなえられる(かもしれない)』ということに魅力を感じ ています。 路線バスに乗ってしまえば、確かに楽です。また、目的地が停留所のそばにある なら、使わない手はありません。しかし、路線から外れた場所に行きたいとき、 融通を効かしてはくれない乗り物です。対して、自転車であるなら、「ちょっと 寄り道をしたいんだけど」と同乗者に相談し、了解してもらえれば自分の行きた い所に回り道してもらうことも可能です。バスではなくて、もっと奮発してタク シーに乗ってしまえば、どこでも行きたい所に行ってもらえるんじゃない?…と いう考え方もできるでしょうが、だとしても、道がないところまで行ってもらえ るかというと、それは無理な注文です。自転車であれば、自転車一台が走れる幅 だけ石や障害物をよけて道らしきものを作り、そこを通っていくことも可能です。 しかしそのためには、乗っている人の「ここに行きたい」という声が、先頭でハ ンドルを握っている人に届かなければいけません。全員の望みがかなうかどうか は 100 % 保証できないとしても、こうすれば同乗者や先頭でハンドルを切る人 に行きたい先を伝えられる、そして相談してもらえる…という方法が明確になっ ている必要があります。 openSUSE プロジェクト全体が目指しているのも、そういうことです。 声を出して伝えない限り、あなたの行きたい先が他の人に伝わることはありませ ん。でも、どこに言えばいいのか、誰に言えばいいのかが分からないので行きた い先が伝えられないでいる、という人がいるのであれば、それは不幸な話です。 また、先頭でハンドルを握っている人が、乗っている人の「ここに行きたい」と いう声に耳を貸そうとせず、自分だけで進路を決めて行ってしまうようになって しまったら、それもまた不幸な話です。 前にもお知らせしましたが、先日 openFATE というサイトが公開され、機能的な 部分で「こうだったらいいな」という声をできるだけ反映していけるようにした いという試みがスタートしています。 https://features.opensuse.org/ 英語能力、プログラミング・スキルなどは伴っていない私ですが、openFATE Screening Team に名前を連ねさせていただくことにしました。 http://en.opensuse.org/OpenFate_screening_team このチームの目的は「せっかくアイデアを挙げたのに、結局何も変わらないじゃ ん。言うだけ無駄だよな」とならないよう、できるだけフォローしていこうじゃ ないか、というものです。 私がこのチームに加わろうと考えたのも、明日のミーティングに参加するのも、 根っこの部分はきっと同じです。 Have a lot of fun... - -- _/_/ Satoru Matsumoto - openSUSE Member - Japan _/_/ _/_/ Marketing/Weekly News/openFATE Screening Team _/_/ _/_/ mail: helios_reds_at_gmx.net / irc: HeliosReds _/_/ _/_/ http://blog.geeko.jp/author/heliosreds _/_/ -----BEGIN PGP SIGNATURE----- Version: GnuPG v2.0.9 (GNU/Linux) Comment: Using GnuPG with SUSE - http://enigmail.mozdev.org iEUEARECAAYFAkmWackACgkQXnHIfHE6+z1ipQCYmtFhUaVk9P2hcxbGTd1ez6lb ugCfZsHUxhcH0LHHXn66/WSV81Eoql0= =nfgs -----END PGP SIGNATURE----- -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org