松本です。 野宮 賢 / NOMIYA Masaru さんは書きました:
In the Message;
Subject : Re: [opensuse-ja] openSUSE 11.2RC2 Message-ID : <67cb0c40911010810va257c9fn65f12f15f8d2b428@mail.gmail.com> Date & Time: Mon, 2 Nov 2009 01:10:11 +0900
[小笠原さん] == Naruhiko Ogasawara <naruoga@gmail.com> has written:
小生>> 何故こういうことをするんだろう...(_ _?
小笠原さん> 普段は Ubuntu 使いの私ですが、Gnome 君が基本的に 小笠原さん> Locale に合わせてディレクトリをこさえます。 小笠原さん> そいつに KDE も追随したということですかねえ。
なるほど. あの Windows でさえ,ディレクトリ名には英語を使うのに,何故,こういう ことを?
日本語のディレクトリ名は,問題の種だと考えていますので,使わないように しています.
いつどこで誰が決めたことなのか、SUSE の方針なのか、はたまたアップスト リームの方針なのか直接聞いたわけではないので単なる想像でしかありませんが…。 野宮さんや今井さんのような「何か不都合があったとしても、自力でなんとかで きてしまうようなレベルのユーザ」はどちらかというとあまり考慮されず「右も 左も分からないようなユーザができるだけ迷わないように」していこうとしてい るのが最近の(メジャーどころのデスクトップ指向のディストリビューションの) 傾向のように見えますね。 日本だと、(open)SUSE って良くも悪くもある程度 Linux に馴染みのある人が 使っていることが多いディストリビューションなのではないかと思うのですが、 世界的に見ると、Ubuntu 同様「初心者に優しい」というイメージですからね…。 Ubuntu 9.04 入れてみたときも、$HOME 以下に日本語名のディレクトリが出来て て「過剰な親切…というか、いらぬお節介だな」とは感じました。 後は、ちょっとした文化的な背景の違いも影響しているかもしれません。 日本人だと、外国映画を観る際、どちらかといえばオリジナルの言葉 + 字幕 スーパーという形で観る方がいい、という人の方が多いのではないかと思いま す。でも、外国人って吹替版を観る方が当たり前だったりしますよね。 なので、彼ら(…って誰?)からすれば、「訳しておいてあげた方が親切だろ う」って感覚なんじゃないかと。 使い慣れている人からすれば「余計なお世話」なんですが、まぁ、ひとつの考え 方でもあるわけで、初めて Linux を - デスクトップ用途(含む、ネットブック など)で - 使う日本人にとってはより「フレンドリー」なのかもしれない…。 似たような「余計なお世話」として、ちょっと前から su (-) などの後に出るプ ロンプトが「パスワード: 」と日本語にされちゃったことが挙げられると思うん ですが、これは多分、ほとんど誰にとってもありがた迷惑かな、と(笑)。 いずれにせよ、これは「日本語化」という狭いくくりだけのことじゃなく、きっ と i18n (国際化)という観点で進められていることだと思います。おそらく、ロ ケールをフランス語にしてあればフランス語名のディレクトリが、ドイツ語にし てあればドイツ語名のディレクトリができるようにしてあると思うんで「日本語 だけは事情が違うんだから特別扱いにしてくれ」と言っても、なかなか聞く耳を 持ってもらえないんじゃないかな、という気はします。
小笠原さん> Gnome の場合、ログイン時のセッションで English を 小笠原さん> 選んでログインすると、「ロケールにあわせてフォルダ 小笠原さん> 名を変えるか?」と聞かれ、Yes と答えた上に「この質 小笠原さん> 問を二度としない」チェックを入れると以降幸せになれ 小笠原さん> ます。
小笠原さん> 同じ手が使えるかどうか確かめてませんが JFYI で。
有難うございます.
小生は,Gnome も KDE も使わず,enlightenment only ですので,そのように インストールすれば逃れられるかな?
何れにせよ,VirtualBox 上でテストする必要があるようです. って,手間だなぁ〜.....
慣れている人からすると「何もわざわざ変えなくてもいいのに…」ということに なりますが、さりとて「では、現有ユーザさえ comfortable であればいいの か?」というと、そうも言っていられないという痛し痒しの部分もありますね。 現状のシェアに十分満足しているのならいざ知らず、より大きなマーケットがあ りそうなら、そのマーケットのニーズ(といっても、あくまで勝手に想像してい るだけのニーズなのかもしれませんが…)に合わせていこうとするのも理解できな くはないですし。 おそらく正攻法としては「デスクトップ用途としてしか使わないような初心者の ことを考慮して、既定のディレクトリが各ロケールに合わせた名前で作成される のをデフォルトとしたにせよ、一部の言語においてはユーザの使い方次第で問題 発生の原因となり得るので、ユーザの意志で選択できるような機能を実装してほ しい」というリクエストを openFATE に投げる…ということになるかと思います。 とはいえ「…だから誰かお願い」と言ってもきっとやってくれる人は現れないの で「こうすれば実装できるよ」というアイデア込みで出さないと実現可能性は低 くなってしまうと思います。 まぁ、現実問題として、日本語名のディレクトリが勝手にできちゃったとして も、使いたくなければ使わなければ、それで済んでしまうことのような気がしな くもないですが…。 # 困るとしたら「デスクトップ」くらい? -- _/_/ Satoru Matsumoto - openSUSE Member - Japan _/_/ _/_/ Marketing/Weekly News/openFATE Screening Team _/_/ _/_/ mail: helios_reds_at_gmx.net / irc: HeliosReds _/_/ _/_/ http://blog.geeko.jp/author/heliosreds _/_/ -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org