小笠原です。 あくまでも雑感なのでスレッド切りました。 私が今井さんのメールを最初に読んだときに、表題からある意図を 感じました。 それは今井さん自身の意図と一致しているかどうかは分からないの ですが、ぼくとしては、 「あるブログに書いてあることが正しいのかどうか微妙な場合、それ にどういう反応をすべきなのか」 ということなのかな、と思ったのです。 つまり、今井さん自身、当該ブログの記述がすべて正しいとは思って いなくて、それに対する裏取りをしたかったのかなと。 どうやらそれは違ったみたいで、的はずれになってしまったわけな のですが、ぼくの関心事は、 「ブログの記事の正確性をみなさんどうやって判断してますか?」 「自分がブログを書く場合、どんなことに気をつけてますか?」 「不正確だと思った場合はどのように対応してますか?」 「不正確な情報が広まらないようにするにはどうしますか?」 といったことなんでして、そういう議論になるのかなーと思ったんです。 ぼくの場合、今回のようなトラブルシューティングネタだと、次の三点 をチェックします。 1. その現象の記述は正しいか。普遍的に起きそうか。 2. その現象が起こる原因が正確に分かるようになっているか。 3. 対策は適切なものか。一時しのぎか恒久対策かがわかるか。 それで、当該の記事だと情報が少なすぎる、判断のソースがない、 というところで、 1. たぶん、書いてる現象は正しいだろう。そういう問題はあるだろう。 2. 原因は情報が不十分すぎて正しいかどうか分からない。 どこかの情報をサマライズしたのか、自分の想像かも分からない。 3. 原因が適切でない場合、対策も場当たり的で適切でない場合が ある。したがって信用しない方がいい。 という結論を出しました。あ、ブログ主さんに対する批判ではないです。 あの記事だけを読んで私がそう判断した、ということ。 逆に言うと、ぼくがブログを書くときは、 1) 自分の専門、つまり印刷分野についてはそれなりに裏を取る。 2) 情報ソースを必ず書く。 3) 自信がないときには「と思う」「よく分かりません」などと書く。 4) 勉強会への参加録なんかの場合は事実かどうかよりもライブ 感を記録するようにして、事実は公式ページで、で逃げる。 というようにして、ホントっぽいウソを書かないように気をつけて おります。 で、もし私がユーザで、この問題で困っていたとしたら、たぶん松本さん がやったような検索をしたと思います。 それは、ぼくが英語ができるからではまったくありません。 ぼくは英語が大っ嫌いだし、可能ならば読みたくないです。 けど、悲しいかな、日本語の情報で上記の1〜3を満たすような正確な 情報というのは非常に少ない。ので、泣く泣く英語で調べるわけです。 でも、しない人たぶん多いですよね。 日本語ひっかかったらそこで止まる人多いですよね。 皆さんにも浅からぬ縁のある Joe Blockmeier の記事。 More Bad English, Please http://ostatic.com/blog/more-bad-english-please http://blog.tobinaka.com/index.php?itemid=476 (ja) ですら、紹介されたときには「という記事を英語で書かれても……」という 反応をする人がいたぐらいです。 じゃあどうすればいいのと。 一つはここ (ML) で頑張る。英語のフォーラムでも、単に紹介するのではなく キーポイントを訳して、検索で引っかかるようにする。 一つは Wiki とかで正しい情報を集めていく。 一つは自分のブログで丹念に情報を発信していく。 あと、openSolaris のコミュニティで話題になったことなのですが、勉強会の 資料や企業公式の資料というのは非常に有用で正確な情報である。 でもみんな PDF を公開して終わりにしてしまう。 そうするとどうしても SEO 的に、ブログとかに勝てない。 結局、正しい情報が伝わっていかない。 だから、せめてサマリやアブストラクトはつけて公開しましょうよ、と。 openSUSE とは関係ないことを、しかも脈絡もなくダラダラかいてしまって すみません。 この手のことでずーっと悩んでいるもので……。 [以上] -- Naruhiko Ogasawara (naruoga@gmail.com) -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org