今井です。 Friday 02 June 2006 19:34、takezou さんは書きました:
ちなみに、私の場合 ”御本人”== A.J.さん だと考えていません。 #個人的な好き/嫌いは別として、信頼できる人だと感じます(MLのやり取りから)
A.J.さんが最終決定者だったかどうかはわませんが、『libzypp』の大きな 変更を発表する(発表できる)任に耐えうるのは、A.J.さんしかいなかった と思っています。
「『libzypp』のことをダメ、ダメ」というとあまり言いすぎるとA.J.さん に悪いかな? と思いコメントしています。
考え方とか高く評価してますが、最終的には「動かなければ意味がない」 んですよねぇ......。 それと必要とするマシンスペックがやたらと高い(Opteron265x2でも能力不足? の様ですし、多分Opteron285x2でもまだ足らないじゃないかなと...) アップデート起動して30分以上掛かってもまだそれなりの結果が出なくて、 フリーズ(無限ループ含む)してるんだか単純に重くて処理が遅いだけなんだか よく判らない状況というのは....。
SUSE Linux 10.1 beta3 --->SUSE Linux 10.4 beta4での大きな 変更(パッケージレベルでパッケージ追加やバージョンアップ) Xen, libzypp(Red Carpet, ZENworks, zmd, rug)がらみ だったと思います。
....
『libzypp』に関して言えば... SLES 10(CODE10)やSL 10.1をベースにした SUSE Linux Desktop (Novell Linux Desktop)のための大きな変更としか考えられない。 #『libzypp』の方向性が決して悪くないと思います。(何度も言っていますが)
方向性は確かに悪く有りません。 ただ、何よりもまずかったのはまともに動いていない状況で見切り発車してしまった ことです。 アップデートもまともに出来ない現状は....何といっていいやら。 アップデート出来ないのにアップデートさせるのは何かと一苦労...。 知識とか持ってるなら何とかなるが...。
SLの開発の中で、betaフェーズ(feature frezzなのに...) 新にパッケージを追加してしまった。 #package/patch management ツールなので影響範囲が、でかすぎ... #(全体)スケジュールのなかで、デッドロックが起きてしまった。
何とか動き出したのがRCで動作確認すらまともにできてなさそう(基本的なミス と思える様な不具合ばっかり....)ですしねぇ....。
事前に予見できなかったか?(どこかの時点で予防措置が取れなかったか?) #元々、Novellの強引さが問題なのでは(私の勝手な分析)
パッケージマネージャの組み込みを延期するという方法もあった訳ですが、 推し進めてしまいましたから....。
単純に「SL 10.1リリース, 万歳!、万歳!」とは喜べないのです。 #今井さんからのレポートだったり、Libzyppの情報を見るかぎり #いまだに、package management まわりで問題がありそう。 #http://en.opensuse.org/Libzypp/Issues
でもってそれが未だに修正されようとしない(できない)のはなぜなのかと....。 まあアップデートプログラム自体まともに動いてないのでアップデートパッケージが 提供されても無理といえば無理なんですが。
P.S. しつこくレスしている真意は、 SL xx.xxが、将来、CODE11(SLES 11)のベースになった時に、これと同様な ことが起る可能性が一番強いと思っています。 (そうなるという断言ではないです)
断言はできないけどそうなりそうな予感が.....。
その時に同じことがくりかえされされないようにする為にどうしたよいのか? #その時に、自分がまだopenSUSEメンバーだったとしたらどう行動できるか?
ベータテストの途中でそれまでのテストを無駄にするような基本ツール入れ換え を禁止すべきでしょうね。 リリース間際の基本ツール入れ換えは大概うまく行かないんですよねぇ.....。 というかうまく行ったためしがなかったり....。 新しいツールとか、つい組み込みたくなりますが。 -- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 今井 優 mail: maimai@coral.ocn.ne.jp web: http://www10.ocn.ne.jp/~masimai/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~