今晩は、山中です。
SWAPパーティションは共有可能です。 BOOTパーティションも共有できないことはないですが、トラブルを 避けるにはSWAPもBOOTも個々に用意したほうがいいでしょう。 Bootは別にすると動きません!/bootは共有しないと駄目ですよ。 なぜかはGrubのConfigファイルをみたら分かりますが、カーネルを判断するのに /vmlinuzなんたらかんたらです。 以下 default=0 ←titleで定義されている最初のOSがデフォルト timeout=10 ←10秒間OS選択画面で停止 splashimage=(hd0,1)/grub/splash.xpm.gz ←GRUBの背景画像 title Red Hat Linux (2.4.18-3) ←メニューに表示するOS名 root (hd0,1) ←GRUBが存在するパーティション(1台目のHDDの2番目 のパーティション) kernel /vmlinuz-2.4.18-3 ro root=/dev/hda3 hdc=ide-scsi ←起動 するカーネルと引数を指定 initrd /initrd-2.4.18-3.img となりますから、Bootは共有しないとまずいわけです。
ふむ、それぞれの意味は分かりますが これがどうして共有しないといけないということに? 「/vmlinuz」つまりカーネルの位置はGRUBの設定で指定できるので 別のパーティションにあってもその位置を指定可能です。 「root (hd0,1)」この部分ですね。 GRUBの位置というよりもカーネルと起動イメージの位置ですが。 (現に少し前までSUSEのGRUBからCentOSのbootパーティションの カーネルを呼び出して使ってました。) 余談ですがカーネルと起動イメージさえあればOSは起動できるようです。 RedHat系だと/etc/fstabをいじる必用がありますが。 (今うちのサーバーはGentooでインストールしたGRUBのパーティションに CentOSのこの2つを持ってきて起動しているという奇怪な構造に^^;)
これを忘れていたために、先のLinuxWorldのインストールセミナーでFedoraと SuSE+Windowsのトリプルブートにこけました。 復旧はFedoraのBootからカーネルイメージとマップファイルと初期RAMディスク をSuSEのBootにコピーして、YaSTでGrub設定やり直しました。
ふむ、おそらくさっき言ったRedHat系特有の罠では無いですかね・・・ grub.confやfstabでのマウント元がLABELで指定されてるので 別のOSを後からインストールすると位置を認識出来なくなるようです。 root=LABEL=/とかなってる所を root=/dev/hda2とか実際の位置で指定すれば大丈夫なようです。
意外な落とし穴に要注意!
確かに穴が多いですよね^^; デュアルブートを勧めにくくなってしまう・・・ -- +++-----------------------------+++ NAME: Yamanaka Yuu Yokohama E-MAIL: Izayoi@mail-to.be MyServer: izayoi.homedns.org ----------------+++---------------- --------------------------------------------------------------------- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org