2013年3月28日 20:24 Yasuhiko Kamata
鎌田です。
さて、先月より問題となっていたGTK版YaSTの問題ですが、Bug 786650の手順を 再現できましたので、さっそくデバッグして原因を突き止めました。
詳しくは https://bugzilla.novell.com/show_bug.cgi?id=786650 に書いてありますが、ツリービューを閉じるタイミングでシグナル(UI上、 何らかのイベントが発生した時、特定の関数を呼び出す仕組み)が発生してい て、そのシグナル内で既に解放されているデータを読み/書き込もうとしている ため、SIGSEGVが発生するようです。
既にBug 805731は再現しなくなってしまっているようですが、できれば仮想環境 等で再度再現できる環境を用意していただき、この問題かどうかを確かめていた だきたいと思うのですが、いかがでしょうか?
テストの方法ですが、
1) 12.2をインストール
2) updateせずにSoftware Manager を起動、問題が再現することの確認
3) 鎌田さんのrpmパッケージを適用、問題が再現しないことを確認。
4) zypper in -f yast2-gtk
という手順でよろしいでしょうか?
テストの後、ホストのグラフィクスドライバ周りがおかしくなったので、
工場出荷状態に戻してしまいました。
バックアップはNorton Ghost 15で取っていたのですが、
いざ戻してみると、openSUSE-12.2-DVD-x86_64.isoのイメージが壊れているなど、
バックアップとして使えないことが判ったので、
メールなど必要最低限のデータ以外はアーカイブされたまま残してあります。
テストのエビデンス等があるので、なるべく消さないようにはしていますが、
壊れたデータですので、ディスクが足りなくなったりした場合などに
フォーマットしてしまうことになると思います。
信用できる12.3RC1のisoイメージが手元に残ってないので、
12.3上の再現試験は難しいかなと思っています。
--
1xx