松本です。 一度思いっきり拡散していってくれた方がいいんだけどな…と思いつつ、このま ま放っておいてもあまり話が広がっていかないような気もしますので、一旦ここ まで出てきている話を反芻しつつ、私なりに考えたドラフト案を提示してみよう かと思います。 # ここでは大まかな方針についてまとめ、個々の訳語については # 別にスレッドを伸ばそうかと思っています。 異論、反論(改めて)お願いします。一週間程待ってみて何も意見が出てこないも のについては、いったんこれを「決めごと」としてやってみませんか。 意見が出てきたものについては、もうちょっと揉んでみましょう。 Ko Kazaana さんは書きました: 以下それぞれごとに整理してみます。
(1) openSUSE Weekly News(OWN)の見出しにどういう訳語を当てるか
【ドラフト案 by 松本】 - ウィークリー・ニュースは (openSUSE) Weekly News に統一する - コーナータイトルで固有名詞にあたる用語以外は日本語に or カタカナ 表記に - 直訳することにこだわらず、日本語で見出しっぽくなるように
(2) openSUSEで使われる固有の用語をどう訳すべきか
【ドラフト案 by 松本】 - 以下については、原語表記のままとする Board Member(s) Ambassador(s) Build Service # OBS と出てきた場合、その号で初出(と思われる)箇所では # OBS (openSUSE Build Service)と補足しておく # BS として出てきた場合は Build Service にしておく User Directory Guiding Principles Bugzilla - 上記について、もし原文中で小文字で始まっていたとしても、頭を大文 字に置き換えておく - 本文中に出てくる場合は Bold 体(''' '''で囲んでおく)にしておく # Bugzilla については、Novell の Bugzilla を表す場合のみ - Wiki 内に「用語集」ページを用意し、それぞれの簡単な解説と、Wiki の 関連ページへのリンクを紹介しておく。 - 上記用語について各号内で初出の(…と思われる)箇所では「用語集」の その用語のエントリへのリンクをはっておく # これについての別解として、OWN の冒頭に # 「openSUSE Weekly News 内で使われる openSUSE プロジェクト # /コミュニティ関連特有の用語については「用語集」をご参照ください」 # という Info を入れるようにして、個々の用語でリンクしない、 # という方法もアリか? # 若干「親切度」は下がりますが…。 なお、このようにした場合、既に Wiki の別のページでの表記と異なってくるこ とになります。たとえば「Board と評議会って同じなの?違うものなの?」とい う混乱の原因となる可能性もありますので、Wiki 内を見渡して、できる限り表 記を統一しておくようにしておくべきかと考えています。
(3) 特別な意味を持たない一般語の訳語をどのようにすべきか
【ドラフト案 by 松本】 0) 原則 - 多少の揺れは許容する (100 % 厳密にするのは無理) - 細かい部分は基本的に翻訳者 or アンカー次第 - 気になったら、気になった人が自分で直す(笑) 1) 固有名詞の扱い a) 人名 - 原語表記のまま (現状通り) b) 地名 - 馴染みある地名は日本語表記 - 訳注を付けるべきか否かについては翻訳者 or アンカーの判断に任せる c) アプリケーション、プロジェクト名など - 特に日本語の定訳があるもの以外は原語のまま (現状通り) d) 企業名など - 日本に法人があり、特に日本法人を指す場合で、カタカナでも表記され るような企業名についてはカタカナ表記に。 例) ノベル株式会社 マイクロソフト 日本オラクル株式会社 サン・マイクロシステムズ株式会社 - その他のケースでは原語表記のまま 2) 一般的な用語 - なるべく日本語に訳す - 一般的に使われていると思われる用語であればカタカナ表記で - 必要を感じたら、適宜訳注を入れておく - 上記については翻訳者 or アンカーの判断に任せる (4) その他 1) 英単語、数字前後のスペース挿入について - スペースは*入らなくてもいい* - ただし、入ってても目くじら立てない 2) カタカナ用語が続く場合の中黒(・)の挿入について - 中黒は*入らなくてもいい* - ただし、区切った方が分りやすいと思ったら、区切っても OK - うまく助詞や句点などを使いましょう 例) ウェブベースアプライアンス →ウェブベースのアプライアンス バグフィックスリリース →バグが修正されたリリース - 馴染みがなさそうなカタカナ用語については、適宜訳注を入れるなり、 用語辞典へのリンクをはっておくようにする …以上のような感じです。 ブレをなくす…というのは、コラボレーションしていくうえで「言うは易し、行 うは難し」だと思うんですよね。厳密性を追求していくと参照すべきルールが増 えていき、もしそれらを整理してどこかにまとめていおいたとしても、100 % 守 られるかどうかは怪しいところで、結局は誰か決まったアンカーを配置しないと 維持していけないんじゃないかという気がします。多少のブレは許容するしかな い…後は、気になる人が直していくしかないよね、というあたりが結局は落とし どころになるのではないかと。
かなりに「好み」やどのへんを読者として想定するかで左右されることだと思う ので、
- どうしたらより親切か - でも、できれば翻訳で楽できるといいよね
…といった観点で最終的にどうしていくのが良さそうか決めていけたらいいと 思ってます。
えーと、すみません、かなりざっくばらんな書き方をしてしまいますが(笑)、 読者の想定って、訳語の選択にはあまり意味はないですよね。結局、想定する 読者に個別に合わせて表現方法なり形式なりを変えていくしかないわけですから。 なので、まず決めるべきは、漠然としたわかりやすさではなく、作業のしやすさ、 ぶれのなさ、ルールのわかりやすさが重要なのだと思います。
はっきり言ってしまえば、Nurembergをニュルンベルクにしたところで、読者が 増えるわけじゃないですし(笑)。本当に分かりやすさ、親切さをやるなら、訳語の 選択以前にもっとすることがありますよね。「初めての人のためのopenSUSE」の ようなポータルページを作るとか。そういう特定目的のページ内では、訳語や 日本語表現をターゲットに合わせて「分かりやすく」変えれば良いわけで。
まずは、むしろ特定の読者を想定しない、グローバルなドキュメントで訳語を どうするか、という問題なのだと思ってますが。
「初めての人のためのopenSUSE」のようなポータルページを作る …ということの必要性はおそらく多くの人が同意してくれることなのではないか と思います。問題は常に、「では誰がそれをするの?」というところにいってし まうわけです。
今翻訳中の Issue 82 の記事関連ですが、実は Live CD 用のイメージは USB 用 としても使えるものなんですね。で、そのことについて「なんで USB に書き込 んで使うための解説が Wiki にないの?」という質問というかクレームがついた のに対して、Coolo 答えて曰く… 「"why can't openSUSE?" - I can tell you: I asked if someone wants to check the wiki pages and noone did. That is why. openSUSE users don't act, they only blame others. And it's not "your wiki", it's openSUSE's wiki - everyone can edit it. But of course it's easier to make openFATE a flaming forum.」 乱暴にはしょってしまうと「文句言ってるばかりで誰も手を動かさないからその まま放置されちゃう。ただそれだけ。『あなた任せ』の Wiki じゃないんだよ、 『みんなで作り上げる』Wiki なんだよ」という感じでしょうか。 https://features.opensuse.org/305658 「誰かがやるべきだ」ではなく「一緒にやろうよ」という人がどれくらいいるの か、結局はそこなんでしょうね。 # 今は「じゃあ、俺がやるよ」という人が孤軍奮闘している状況かな… # これは、日本のコミュニティに限ったことではないですけれど… -- _/_/ Satoru Matsumoto - openSUSE Member - Japan _/_/ _/_/ Marketing/Weekly News/openFATE Screening Team _/_/ _/_/ mail: helios_reds_at_gmx.net / irc: HeliosReds _/_/ _/_/ http://blog.geeko.jp/author/heliosreds _/_/ -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org