松本です。 Masaru Imai さんは書きました:
早速そのコメントに対して、ブログ主からコメントがなされていましたけど...。
ベータ版の意味を知らないユーザのせいでゴミとならない様に
とか。
ブログ主さん自身が書いた最初の文章を、ブログ主自身理解できてないのかも しれない。
ブログ主さんの過去の記事も見てみると、好意的に読んでみれば「世の中には 『ベータ版』といっても正式版とほとんど変わらないくらい完成度が高く、十分 実用に耐えるレベルのアプリケーションも存在するが、openSUSE についてはあ くまで正式リリースを見据えた『テスト用の開発版』という位置付けになるの で、安定して稼働させたいシステムに使うべきではない」ということが言いたい んでしょう。 それを文章にしたとき、ブログ主さんの文章力及び立ち位置(以下参照)次第で表 現が変わってくるのだと思いますよ(それを本人が自覚できているかどうかはま た別レイヤの話)。 立ち位置: 消費者ユーザ(*) - (従来型の)コミュニティ・ユーザ - 開発者 # 上記のどのへん(どちらより)に自分を置いているのか、ということ * 「KDE 4問題によってコミュニティユーザから消費者ユーザへのシフトが鮮明に」 http://sourceforge.jp/magazine/08/07/22/0049205 根本的には、Linux をはじめ FOSS に『完成版』というものはほぼ存在し得な い…ということを、開発に携わったことのある人、使い込んでいるユーザであれ ばおそらく理解できているでしょう。『正式リリース』というのは「ある時点で フィーチャー・フリーズし、リリースまでの間に可能な限り不具合を修正したも の」でしかなく、不具合やバグが残っていないことを保証するものではありません。 # Debian の「安定版」だとそのへんは徹底的に詰めているはずですが # その引き換えに構成はそれなりに枯れたものとなり # 最新機能の取り込みについてはある程度諦めが必要となる訳ですね。 # また、れっきとした有償製品である Windows にしても # XP のリリース時、Microsoft が把握していたバグだけでも 6,000 を # 越えていたとの話で、それでもかまわず出荷されていましたね。(^ ^;) それが分かっているような人たちと、『正式リリース』と聞くともう完全に安定 しているものを想像してしまう(また、そこから想像し『ベータ版』ならほぼ実 用レベルに達していると期待してしまう)人たちとの間にギャップがあるのは確 かでしょうし、その点についての注意喚起は必要です。ブログ主さんは、それを している"つもり"なのでしょう。 そのへん(リスクがあること、手間がかかること)を承知の上でせっせとテストし てくれている人たちがいるからこそ、結果として我々はより安定した OS を使え るようになっているのだ…ということをバッサリとカットしてしまえば、件のよ うな文章になってしまいますね。 …ただ、おそらくそれは - 上で感想を述べたように - 立ち位置の違いに基づく ものだと思うので、これ以上ブログ主さんをつついたところであまり好ましい結 果に繋がっていくとは思えません。それより、この波紋でテストに協力してくれ るような人が増えていってくれれば「結果オーライ!」ということにしてしまえ るのではないかと期待してたりします。 -- □●□ _/_/_/ To be Happy! _/_/_/ □□● _/_/ Satoru Matsumoto _/_/ ●●● _/ helios_reds@gmx.net _/ -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org