SUSE10をIBM TP-X23にインストールしてPCMCIAのLANカードの 動作確認をしています。 カードとして、CoregaのCG-LAPCCTXDというカードを試して います。このカードはRedhatなどでは、pcnet_csのドライバ で動作するようですがSUSEでは認識できません。 SUSE10では従来のPCMCIAカードサービスによる起動方法とは 違う起動プロセスのようで、従来のように/etc/pcmcia/config にカード情報を登録する方法では駄目な事が判りました。 多分hotplusという機能によってpcmciaを認識させているように 思われ、それに関する情報を集めたのですが、未だ良く判って いません。 今まで行った事ですが、PCカードの情報は、カードを差し 込んだ状態で --- # pccardctl ident Socket 0: product info: "corega K.K.", "(CG-LAPCCTXD)", "(HardwareFirmwareVer.)", "(nothing)" manfid: 0xc00f, 0x0000 function: 6 (network) Socket 1: no product info available --- を実行すると情報が表示されました。また、 /sys/class/pcmcia_socket/pcmcia_socket0/device/0.0 ディレクトリにPCMCIAのカード情報として以下の情報が 取れています。 --- card_id : 0x0000 func_id : 0x06 function : 0x00 manf_id : 0xc00f modalias : cmcia:mC00Fc0000f06fn00pfn00pa5261440Fpb73EC0D88pc1BFC9A32pdD42EE6CA prod_id1 : corega K.K. prod_id2 : (CG-LAPCCTXD) prod_id3 : (HardwareFirmwareVer.) prod_id4 : (nothing) --- カードを挿すと、モジュールとして勝手にpcnet_csではなく hostap_csというモジュールが組み込まれてしまい、どうも これはワイヤレスLANに関するモジュールのようで誤認識して いる様子です。そこで、これに関連するファイルとして /etc/modprobe.d/prism2 にある、 alias pcmcia:mC00Fc0000f*fn*pfn*pa*pb*pc*pd* hostap_cs ↓ # alias pcmcia:mC00Fc0000f*fn*pfn*pa*pb*pc*pd* hostap_cs という記述をコメント(#)化しました。 それに合わせて、同じように /lib/modules/2.6.13-15.8-default/modules.alias という ファイルの中の alias pcmcia:mC00Fc0000f*fn*pfn*pa*pb*pc*pd* hostap_cs ↓ # alias pcmcia:mC00Fc0000f*fn*pfn*pa*pb*pc*pd* hostap_cs をコメント化すると共に、 alias pcmcia:mC00Fc0000f06fn*pfn*pa*pb*pc*pd* pcnet_cs という行を新たに追加しました。 これによってPCカードを挿すとpcnet_csのモジュールは自動的に ロードされるようになったのですが、YaSTやifconfig -aで確認 してもカードが認識できていない様子です。 以上までで行き詰まってしまったのですが、何か情報をお持ちの 方がおりましたヒントを頂ければ幸いです。 --------------- Osamu Matsuzaki