At Sat, 21 Jan 2006 02:24:12 +0900, Satoru Matsumoto wrote:
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松本です。
Takashi Iwai wrote:
>> scim-32bit をインストールして firefox を再起動してみて下さい。 >> もしこれで直るようであれば XIM 周りのバグ、ということになりますね。 > scim-32bit を追加でインストールしただけでは(当然、その後 SuSEconfig、 > ldconfig も実行し、scim も再起動したうえですが…)、問題は解消しませんでした。 ふーむ、一応入力が on the spot になっていることをご確認下さい。 XIM であれば over the spot なはずですので。 qtconfig で確認しますと、XIM Imput Style は On The Spot となっていますね。 firefox は GTK2 ですので、違う設定なはずですよ。 ??? skim の設定で、Xウィンドウのところでも On the Spot に設定されています が、何処か違うところを見なければならないのでしょうか?
scim/skim 上の XIM の設定は、実際には使われてはいない模様です。 最新版の scim ではこの項目は既に削除されています。 skim はまだそこに追い付いていない、という状況ですね。
ちなみに
% GTK_IM_MODULE=xim gnome-terminal
を実行するとどうなりますか?
ターミナル上に (gnome-terminal:4551): Gdk-CRITICAL **: gdk_gc_get_colormap: assertion `GDK_IS_GC (gc)' failed とは表示されますが、gnome-terminalが立上り、Shift+Spaceなどでscim-anthy が起動し、日本語入力、変換ができます。On the Spot なのか、Over the Spot なのかは、どこで見分けるのでしょうか?
実際に入力してみれば分かるはずですよね。 on-the-spot の場合は、「その場」でプリエディット文字列が表示されます。
ついでに、 % GTK_IM_MODULE=xim firefox & でFirefoxを起動して試してみましたが、やはり同じ現象(scim-anthyが起動して いる状態で「ファイル」→「プリント」と選択すると、Firefoxが落ちる)は再現 します。
64bit 環境で 32bit の firefox (GTK アプリ) を用いる場合、
scim-32bit がインストールされていない状態では
/opt/gnome/lib/gtk-2.0/immodules 以下は空のはずです。(*/lib64/* にはも
ちろん入っていますが)
すなわち、この状態では入力メソッドとして fallback の XIM が用いられる
ことになります。ですから、上記はまさに松本さんの最初の状態ということで
す。
そういう事情があるため、先のメールに書いたように scim-32bit をインストー
ルすることで何か変化がないか、と考えた訳です。もしそれで直っているよう
であれば、XIM の周りの問題だと帰結できる、と。ただ、scim-32bit をイン
ストールして GTK->SCIM 直でも発生するようであれば、他の問題、というこ
とになりますね。
腑に落ちないのは、32bit 環境ではこの手の問題はあまり耳にしたことがなかっ
たし、私の周りでも発生していない点です。firefox のバイナリ自体は同じは
ずですから、異なる点といえば、32bit -> 64bit の変換が必要な部分、例え
ば SCIM の通信部分や X lib などが考えられます。まあ、後者の可能性は低
そうですが…。あと、skim は使ってないので何ともいえませんが。
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Takashi Iwai