At Sat, 21 Jan 2006 12:35:06 +0900, Satoru Matsumoto wrote:
-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE----- Hash: SHA1
松本です。
Takashi Iwai wrote:
ついでに、 % GTK_IM_MODULE=xim firefox & でFirefoxを起動して試してみましたが、やはり同じ現象(scim-anthyが起動して いる状態で「ファイル」→「プリント」と選択すると、Firefoxが落ちる)は再現 します。 64bit 環境で 32bit の firefox (GTK アプリ) を用いる場合、 scim-32bit がインストールされていない状態では /opt/gnome/lib/gtk-2.0/immodules 以下は空のはずです。(*/lib64/* にはも ちろん入っていますが) すなわち、この状態では入力メソッドとして fallback の XIM が用いられる ことになります。ですから、上記はまさに松本さんの最初の状態ということで す。
そういう事情があるため、先のメールに書いたように scim-32bit をインストー ルすることで何か変化がないか、と考えた訳です。もしそれで直っているよう であれば、XIM の周りの問題だと帰結できる、と。ただ、scim-32bit をイン ストールして GTK->SCIM 直でも発生するようであれば、他の問題、というこ とになりますね。
腑に落ちないのは、32bit 環境ではこの手の問題はあまり耳にしたことがなかっ たし、私の周りでも発生していない点です。firefox のバイナリ自体は同じは ずですから、異なる点といえば、32bit -> 64bit の変換が必要な部分、例え ば SCIM の通信部分や X lib などが考えられます。まあ、後者の可能性は低 そうですが…。あと、skim は使ってないので何ともいえませんが。 このスレッドの最初の報告をしてくれた kattsun さん、佐藤さんと同様、 Firefox 1.0.6、1.0.7 を使っていた時は、とにかくメニューバーにあるメ ニューから何かを選択して操作しようとすると、ほとんどの操作で Firefox が 落ちていました。1.5.0 を使うようになってからは、一見それが解消されている かのように見えていたので気にせず使っていたのですが、まだ問題が残っている ことに気がついたのです。
# まぁ、再現状況がはっきりしているので、印刷や印刷プレビューをしたい # 場合には、いったん日本語入力状態でなくしておけばいいんで、 # そのことをうっかり忘れなければ済むことではあるんですけれど…。
うーん、これは一度 SCIM のウインドウが消えてもう一度現れる時、なのかなぁ。
表現が紛らわしかったですね。今井さんが別メールでおっしゃっている通り、 「日本語入力 ON」状態の時、問題が再現する、ということです。ですから、 「日本語入力 OFF」にしておけば、落ちたりしないんです。
「日本語 ON」の状態で印刷プレビューを実行すると、ウインドウが切り替わ
る(ポップアップウィンドウやプレビューウインドウ)ため、一度 SCIM の入
力ウインドウが消えます。「全てのアプリケーション…」が有効になっている
場合は、SCIM は新しいウインドウ用に再度 IM を自動的に ON にする、すな
わち再び SCIM のウインドウが上がるのです。見た目には点滅したように見え
ますけれども。で、この辺の動作が怪しいのではないか、と踏んでみた訳です。
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Takashi Iwai