[opensuse-ja] openSUSE 12.1 傾向と対策
武山です。 まもなく 12.1 がリリースとなりますが、 一足先に、Beta で見つかったバグはどうなったか… などをお知らせします。 主な変更点はこちらをチェック: http://ja.opensuse.org/Portal:12.1 # ↓このような情報や、OWN へのリンクなど、数少ない日本語の情報を # ja.opensuse.org/Portal:Japanese # のような形で作れないですかね… ○GNOME3, Gtk3 関連 GNOME Shell の検索ボックスなどで IM が動作しません(upstream 対応待ち) GTK_IM_MODULE=scim-bridge:xim と書くと、scim-bridge が提供されていないときに、xim にフォールバックする パッチが入りました ○KDE 関連 Konsole で文字が切れる問題は、まだ修正されていません 「太字のフォントは強い色調で表示する」を切りましょう # 良いフォントを見つけたので、次のリリースでは直せるかも ○IBus 関連 標準のインプットメソッドが IBus になりました。 インストール後、ユーザープロファイル初期化後に日本語入力できないときは 「IBus の設定」で、変換エンジン(Anthy)を設定して下さい。 # 落ち着いたら修正したいです ibus-mozc は M17N のリポジトリから手に入ります。 ○Install recommends 関連 何も選択されていないときに Recommends されているパッケージが インストールされなくなりました。(設定を変えれば、今まで通りです) そのため、 →「ソフトウェアの管理」起動時に Flash Player などが自動的インストール されない →言語を変更したときに、日本語関連のパッケージが自動インストール されない などの挙動の変更があります。 後者はパッチになるかもしれません。 https://bugzilla.novell.com/show_bug.cgi?id=722739 もちろん $ zypper inr で recommends になっているパッケージを全部インストールできます。 ○uim 関連 付属の起動スクリプトが動きません ~/.xim でデスクトップ環境毎に合わせて uim を初期化して下さい ただし、uim-toolbar-gtk3-systray を GNOME Shell で使うには、 十分な sleep が必要です。 $ (sleep 30; uim-toolbar-gtk3-systray)& # -systray が付いていないツールバーを使うと良いかもしれません。 # GNOME3 Fallback モード用には applet があります。 # パネルを Alt 右クリックで追加 -- Fuminobu TAKEYAMA -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org To contact the owner, e-mail: opensuse-ja+owner@opensuse.org
松本です。 情報整理及びここに至るまでの諸々の作業、どうもありがとうございます。> 武 山さん Fuminobu TAKEYAMA wrote:
まもなく 12.1 がリリースとなりますが、 一足先に、Beta で見つかったバグはどうなったか… などをお知らせします。
主な変更点はこちらをチェック: http://ja.opensuse.org/Portal:12.1
# ↓このような情報や、OWN へのリンクなど、数少ない日本語の情報を # ja.opensuse.org/Portal:Japanese # のような形で作れないですかね…
Kick Ass! http://blog.hennevogel.de/kick-ass/ とりあえず「こんな感じ、どう?」っていうページを作ってみて、それをたたき 台にしてアイデアを出し合ってみるということでどうでしょうか。 作ること自体に対して反対する意見は出てこないのではないかと思いますが、考 慮しておきたい点として以下のようなことが頭に浮かびました。 ・継続的なメンテナンスはできる? opensuse.org ドメインにある情報というのは、一般的には一次情報、公式情報 だと思われる可能性が高い。とりあえず作っちゃったり翻訳したページの多くが その後ちゃんと更新できていない現状を考えると、また作りっぱなしになってし まう可能性もあります。「ないよりはマシ」と考えるか「賞味期限切れの情報並 べておいてもしょうがない」と考えるか…。 ・日本語 Wiki オリジナルのコンテンツ とりあえずは「日本語で読める情報へのリンク集」みたいなページを想定してる のかな、と思うのですが、本家英語版 Wiki でまとめてくれるとは期待できない 「日本語環境 Tips」みたいな情報のページもその名前空間で作れたらいいです ね。これも、上記と同じく継続的にメンテナンスしていけるかということになる んですが…。
○IBus 関連 標準のインプットメソッドが IBus になりました。 インストール後、ユーザープロファイル初期化後に日本語入力できないときは 「IBus の設定」で、変換エンジン(Anthy)を設定して下さい。 # 落ち着いたら修正したいです
他の CK 使いのユーザにとっても問題なんじゃないかと思うのだけれど、反応が 薄いですね…。で、ちょっと聞いてみたら、最近は中国語ユーザには IBus より も Gcin の方が人気があるようで「IBus ダメだと思ったら Gcin 使うからい い」という人が多いのだとか。 # いっそのこと「IBus 使わないから、日本語ユーザの都合でデフォルト設定し # ちゃっていいよ」と言ってくれれば楽なんだけど(笑)。 …そろそろ公式リリース (公式なリリースアナウンスメントは日本時間の 22:00 に発せられる予定) ですね。日本語まわり以外については、SysVInit に代わっ て systemd が使われることになったのが一番大きな変更点ではないかと思いま す。run level の操作まわりでちょっと違いも出てきますので、是非一度 $ man systemctl して概要に目を通しておいてください。 では、Have a lot of fun with openSUSE 12.1 ! -- _/_/ Satoru Matsumoto - openSUSE Member - Japan _/_/ _/_/ Marketing/Weekly News/openFATE Screening Team _/_/ _/_/ mail: helios_reds_at_gmx.net / irc: HeliosReds _/_/ _/_/ http://blog.zaq.ne.jp/opensuse/ _/_/ -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org To contact the owner, e-mail: opensuse-ja+owner@opensuse.org
武山です OSC で配布する DVD を焼くために、急いでダウンロード中です。
情報整理及びここに至るまでの諸々の作業、どうもありがとうございます。> 武 山さん
12.1 は初めて submit request した emacs にはじまり、いくつかのパッケージ をメンテしましたが、コードを修正するような作業は岩井さんをはじめとする、 各プロジェクトのメンテナの皆さんがほとんどやってくれました。 ありがとうございました。 バグの情報をまとめることや、パッケージの修正は比較的簡単な作業で、 是非、他のユーザーの方々にも参加して頂ければと思います。 # 特に openSUSE には参加しやすい環境があります!!
・継続的なメンテナンスはできる?
普通のページをメンテナンスする人手は現状足りていないので、 まとめページならなんとか更新できるのではないかと思っています。
日本語まわり以外については、SysVInit に代わって systemd が使われる ことになったのが一番大きな変更点ではないかと思います。run level の 操作まわりでちょっと違いも出てきますので、是非一度 $ man systemctl して概要に目を通しておいてください。
起動はかなり速くなったように感じますね。 ブートローダでパラメータに例えば 3 を入れても、run level 3 にならない… と opensuse-factory で話題になっているのが気になりました # よくやるので… (2011/11/16 11:18), Satoru Matsumoto wrote:
松本です。
情報整理及びここに至るまでの諸々の作業、どうもありがとうございます。> 武 山さん
Fuminobu TAKEYAMA wrote:
まもなく 12.1 がリリースとなりますが、 一足先に、Beta で見つかったバグはどうなったか… などをお知らせします。
主な変更点はこちらをチェック: http://ja.opensuse.org/Portal:12.1
# ↓このような情報や、OWN へのリンクなど、数少ない日本語の情報を # ja.opensuse.org/Portal:Japanese # のような形で作れないですかね…
Kick Ass! http://blog.hennevogel.de/kick-ass/
とりあえず「こんな感じ、どう?」っていうページを作ってみて、それをたたき 台にしてアイデアを出し合ってみるということでどうでしょうか。
作ること自体に対して反対する意見は出てこないのではないかと思いますが、考 慮しておきたい点として以下のようなことが頭に浮かびました。
・継続的なメンテナンスはできる?
opensuse.org ドメインにある情報というのは、一般的には一次情報、公式情報 だと思われる可能性が高い。とりあえず作っちゃったり翻訳したページの多くが その後ちゃんと更新できていない現状を考えると、また作りっぱなしになってし まう可能性もあります。「ないよりはマシ」と考えるか「賞味期限切れの情報並 べておいてもしょうがない」と考えるか…。
・日本語 Wiki オリジナルのコンテンツ
とりあえずは「日本語で読める情報へのリンク集」みたいなページを想定してる のかな、と思うのですが、本家英語版 Wiki でまとめてくれるとは期待できない 「日本語環境 Tips」みたいな情報のページもその名前空間で作れたらいいです ね。これも、上記と同じく継続的にメンテナンスしていけるかということになる んですが…。
○IBus 関連 標準のインプットメソッドが IBus になりました。 インストール後、ユーザープロファイル初期化後に日本語入力できないときは 「IBus の設定」で、変換エンジン(Anthy)を設定して下さい。 # 落ち着いたら修正したいです
他の CK 使いのユーザにとっても問題なんじゃないかと思うのだけれど、反応が 薄いですね…。で、ちょっと聞いてみたら、最近は中国語ユーザには IBus より も Gcin の方が人気があるようで「IBus ダメだと思ったら Gcin 使うからい い」という人が多いのだとか。
# いっそのこと「IBus 使わないから、日本語ユーザの都合でデフォルト設定し # ちゃっていいよ」と言ってくれれば楽なんだけど(笑)。
…そろそろ公式リリース (公式なリリースアナウンスメントは日本時間の 22:00 に発せられる予定) ですね。日本語まわり以外については、SysVInit に代わっ て systemd が使われることになったのが一番大きな変更点ではないかと思いま す。run level の操作まわりでちょっと違いも出てきますので、是非一度 $ man systemctl して概要に目を通しておいてください。
では、Have a lot of fun with openSUSE 12.1 !
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