武山です 最近フォント関連の投稿が続いていますが、 2つニュースがあります。 ■MigMix, Migu フォントのライセンスが IPA フォントライセンスに 色々あってライセンスが変更され、openSUSE で配布できるようになりました。 以前、これらのフォントは 「IPAフォントライセンスと M+ ライセンスの両方に準じます」 となっており、2つのライセンスを「かつ/and」で繋いで良いものか 疑問でした。 早速、パッケージングをしていて https://build.opensuse.org/project/show?project=home%3Aftake%3Abranches%3AM1... にあります。 Migu-1M は端末エミュレータやテキストエディタ用として、 個人的にお勧めのフォントです。 以下の内容を ~/.fonts.conf に書くと、Monospace を Migu-1M で置き換えられます。 <?xml version='1.0'?> <!DOCTYPE fontconfig SYSTEM '/etc/fonts/fonts.dtd'> <fontconfig> <alias> <family>monospace</family> <prefer> <family>Migu 1M</family> </prefer> </alias> <dir>~/.fonts</dir> </fontconfig> # Migu-1M を KDE に固定幅フォントと認識させる方法は分かっていません Migu-1M だけ、ヒンティングでフォント幅が変わってしまうので、 ヒンティングが無効になっています。 # 最新の FreeType では試していません ついでに梅フォントもパッケージングしました。 ただし、これらの新しいフォントをインストールすると、 なぜか Monospace が設定されたKonsole の表示が乱れる問題が出ています。 もう少し調べてから、パッケージを M17N:Fonts に submit request します。 ■Infinality パッチの一部が FreeType にマージ FreeType には Infinality プロジェクトが作成した有名なパッチがあります が、先日その一部が FreeType の master ブランチにマージされました。 次期バージョンではサブピクセルレンダリング※が使える状態でリリースされます。 ※ いわゆる MS ClearType。液晶の1ピクセルを構成するRGBを使ってレンダリン グする。特許が切れた。 Infinality パッチにはまだ、オートヒンティングの改善などが残っていて、 マージにはまだ時間がかかるようです。 -- Fuminobu TAKEYAMA -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org To contact the owner, e-mail: opensuse-ja+owner@opensuse.org
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Fuminobu TAKEYAMA