[opensuse-ja] Re: [Freewnn-users 240] Re: tamago-tsunagi-draft.gitの公開とご意見伺い (was: Emacs-tamago (egg) のupstreamを(再び)作りませんか?)
このメールは tamago-tsunagi-misc@lists.sourceforge.jp chise-ja@lists.chise.org freewnn-users@lists.sourceforge.jp canna-dev@lists.sourceforge.jp anthy-dev@lists.sourceforge.jp opensuse-ja@opensuse.org debian-devel@debian.or.jp freebsd-users-jp@freebsd.org に同じ内容で出しております。 私なりに考えてみました。 考えが間違っている、など意見・異見がございましたら どうかご指摘願います。 まずTamago(Egg)のコードが GPL-2+でライセンスされるのは皆同意しているはずです。 だからこそ皆さんコードを追加したり パッチを書いたりしているのですから。 その上で以下の4つのことを考えなければいけないように思います。 既存のソースをどうするか? 既存のパッチをどうするか? 今後のソースをどうするか? 今後のパッチをどうするか? このうち、今後についてはとりあえず今は置いておき、 ちかぢか考えるとして、既存のソース・パッチについては、 今決めておかないと、前へ進めなくなると思います。 (もちろん、今後についても大急ぎで考えないと、 開発が進まなくなりますが) -------- まず現状ですが、各ソースコードのCopyright(C)表記はバラバラです。 FSFが著作権を持っていることになっているものもあれば PFUになっているのもあれば ;;; egg/anthy.el --- ANTHY Support (high level interface) in Egg ;;; Input Method Architecture ;; Copyright (C) 2002 The Free Software Initiative of Japan ;;; egg/anthyipc.el --- ANTHY IPC Support (low level interface) in Egg ;;; Input Method Architecture のようにFSIJが持っているものもあれば ;;; egg-sim.el --- EGG Simple Input Method ;; Copyright (C) 2000 Electrotechnical Laboratory, JAPAN. ;; Licensed to the Free Software Foundation. ;; Copyright (C) 2000 TOMURA Satoru <tomura@etl.go.jp> というのもあれば helper/egg-helper.c * Copyright (c) 2005 ISHIKAWA Mutsumi というのもあります。 しかもegg-cnv.elやits/kata.elのようにCopyrightの表記が誤っている らしいものもあります。 (この辺、まとめて http://www.debian.org/doc/packaging-manuals/copyright-format/1.0/ 風のファイルを作っておこうかなと思っていました。 しかしCopyrightが間違っている場合などを考えると頭が痛いですね。) つまり各ソースの著作権者はバラバラで、 FSFが持っているわけではないソースが混じっています。 この状態でFSFまたはどこかに集中的に著作権を 管理してもらう状態にするのは大変そうです。 CopyrightをFSFにまとめることができるのか判断する必要があります。 ところである(法)人が著作権を主張するには、 少なくともその著作物に対する著作権を 自分が持っていることを知っている必要があると思いますが、 FSFはTamago(Egg)のコードにFSFが著作権を持つものがあることを 知っているのでしょうか? そこらへんどういう仕組みなのか 私は詳しくないのでどなたか教えて欲しいです。 次に既存のパッチについて考えます。 基のプログラムがGPL-2+でライセンスされているので、 パッチについてもGPL-2+です。 GPLではプログラムを改変した場合、 改変した箇所・日時・改変者が誰であるか 明らかにするよう求めています。 だからVCSでソースを管理しておくのは良い考えだと思います。 ただ、現状のgit logを見ても誰が入れた変更なのか 判りにくいんですよね。 幸いChangeLogはきちんと2004年11月22日までわりときちんと 書かれているので、それを見て、だいたい誰が何を変更したか 解るようになっています。 しかし、ChangeLog.2000-2001に 2001-12-01 ? * egg/wnn.el (wnn-server-info-list): Use `defvar' instead of `defconst' to define it. というのがあるんですよね。 それとChangeLogに署名した人と、 実際に変更した人とが異なっている場合というのも あり得ると思います。 著作権者をFSFに統一することを考えた場合、 改変者一覧に漏れがあったら 譲渡は意味を成さなくなるように思います。 後になって「俺は同意していない」 という人が現れるかもしれないですから。 またTamagoのupstream復活を考えたときに このアイデアをChangeLogに載っているメールアドレスに 片っ端から送信したのですが、 多くは該当アドレス存在せずで帰ってきました。 各パッチ提供者と連絡を取るというのは、 今となってはとても難しい作業のように思われます。 考えたり、調べたりしながらこの文章を書いてみたのですが、 著作権者を一つに統一するというのは もはや無理なんじゃないかという気がしてきました。 残念ですが http://producingoss.com/ja/copyright-assignment.html の「何も対処しない」以外の選択肢が 現実で内容に思えてきました。 今後のソースとパッチの開発については後ほど考えます。 http://sourceforge.jp/projects/freewnn/lists/archive/users/2014-November/000...
From: ishikawa <ishikawa@yk.rim.or.jp> Date: 2014年 11月 17日 (月) 20:16:37 JST To: freewnn-users@lists.sourceforge.jp Subject: [Freewnn-users 240] Re: tamago-tsunagi-draft.gitの公開とご意見伺い (was: Emacs-tamago (egg) のupstreamを(再び)作りませんか?) On 2014年11月16日 10:45, Mitsutoshi NAKANO wrote:
しかしFSFにコードを譲渡する手続きって 具体的にどうすればよいのか私は存じておりません。 ご存じの方は教えていただければ幸いです。
GNU Project のEmacs なりのソースの1ー3行程度のパッチでしたら、 あまりうるさくないのですが、 特定のファイルの始めから終りまでところどころに 変更がはいって、それに必要な関数を1、2個追加定義するような ことをするパッチを送ると copyright assignment が必要だといってきます。 大昔 gcc のエラー出力ルーチン関連でパッチを投稿したら そういう趣旨で署名して返送すべき書類が送られてきました。
FSFに、「これらのファイルを最新の機能にするのに、以下のような変更が必要だと おもう。 パッチを添付するが、必要であればcopyright assignment を します。」といえば必要な最新のテンプレートを送ってくるので 署名して送付すればよいとおもいます。
おっと、今回集めたパッチの類の素性をはっきりしてないと 気軽にサインできないとおもうので(誰がするのかという問題も存在します。)、 今回の集めた内容でもその素性を確かめる必要がありそうですね。
場合によっては、元の個別のパッチの作成者に、個別にFSFへのcopyright assignment をお願いする必要が あるかもしれません。(というか、パッチを送るときにcopryright assignment を まとめて送ったほうが方がらくかもしれません。 FSF への copyright assignment は各自に署名してもらい、どこの部分についてかを はっきりさせておいて、代理でまとめて送付する[ないしは、各自から送られていく 旨を FSF に伝えるとか。])
結構面倒かもしれませんが、GPL (LGPL?) に準じて公開されているパッチのようで すから、 元のパッチの著者がまだしてなければ、FSFでの配布に必要だということで お願いすれば問題ないかとおもいます。 (駄目だったら、そこだけはFSF の配布から外して、 Freewnn のサイトからとってほしいのreadme.txt を追加するか。)
copyright assignment の誰が署名するかから初めて、元のパッチの著者に依頼する 場合のことを考えたあとで、 修正パッチの一部変更も含めた作成送付方法も考える必要がありそうです。
石川
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考えたり、調べたりしながらこの文章を書いてみたのですが、 著作権者を一つに統一するというのは もはや無理なんじゃないかという気がしてきました。
残念ですが http://producingoss.com/ja/copyright-assignment.html の「何も対処しない」以外の選択肢が 現実で内容に思えてきました。
s/現実で内容に思えてきました。/現実的で無いように思えてきました。/ 今後のソースとパッチの開発については考え中です。 -- 1xx <ItSANgo@gmail.com> <https://twitter.com/ItSANgo> Mitsutoshi NAKANO <bkbin005@rinku.zaq.ne.jp> <http://d.hatena.ne.jp/Itisango/> -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org To contact the owner, e-mail: opensuse-ja+owner@opensuse.org
このメールは tamago-tsunagi-misc@lists.sourceforge.jp chise-ja@lists.chise.org freewnn-users@lists.sourceforge.jp canna-dev@lists.sourceforge.jp anthy-dev@lists.sourceforge.jp opensuse-ja@opensuse.org debian-devel@debian.or.jp freebsd-users-jp@freebsd.org に同じ内容で出しております。 お待たせして申し訳ありません。 退院しました。 2014年11月20日 5:59 Mitsutoshi NAKANO <itsango@gmail.com>:
typoに気づきましたのでfixします。
2014/11/19 Mitsutoshi NAKANO <itsango@gmail.com>:
考えたり、調べたりしながらこの文章を書いてみたのですが、 著作権者を一つに統一するというのは もはや無理なんじゃないかという気がしてきました。
残念ですが http://producingoss.com/ja/copyright-assignment.html の「何も対処しない」以外の選択肢が 現実で内容に思えてきました。
s/現実で内容に思えてきました。/現実的で無いように思えてきました。/
今後のソースとパッチの開発については考え中です。
さて、今後のソースとパッチの追加について考えたいと思います。 考えが間違っている、違う考え方もできる、など 意見・異見がございましたらどうかご指摘願います。 少なくとも新規にソースを追加する場合には、 そのソースをGPL-2+でライセンスすることに同意していただきます。 そして、その事実を示すためにソースのヘッダに http://www.gnu.org/licenses/old-licenses/gpl-2.0.en.html#howto で示された文章をコメントで入れてもらいます。 Copyright (C) yyyy name of author This program is free software; you can redistribute it and/or modify it under the terms of the GNU General Public License as published by the Free Software Foundation; either version 2 of the License, or (at your option) any later version. This program is distributed in the hope that it will be useful, but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the GNU General Public License for more details. You should have received a copy of the GNU General Public License along with this program; if not, write to the Free Software Foundation, Inc., 51 Franklin Street, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301, USA. ここまでは良いのですが問題はname of authorに 誰の名前を入れるかです。 Tamagoは当初GNU Emacsに取り込むことを考え、 FSFに著作権を譲渡していたと聞きました。 https://www.mail-archive.com/anthy-dev@lists.sourceforge.jp/msg00402.html しかし、今私が取り組んでいるTamago-tsunagiは、 そこから大幅に後退して、 ながらくディストリビューションごとに別々に保守され、 バラバラになっていたTamago(Egg)の命脈が消えないように 保守する(つなぐ)ことを目的としています。 それを目的としたとき、どこかへ著作権を譲渡することを 必須にすることが望ましいことなのかどうか、悩んでいます。 手続きの煩雑さが開発の速度を落としてしまうんではないかと、 危惧しています。 -------- ちょっと横道にそれます -------- 著作権を譲渡することを前提にするなら、 その手続きを判りやすく提示しておく必要があるかなと感じております。 (私も手続きを知らないですし。) FSFへの著作権譲渡についてお詳しい方がいらっしゃいましたら、 どのような手続きで行っていたか教えていただけないでしょうか? 特に新規のコードをFSFに譲渡する場合どうしていたのかを 知りたいです。 ishikawa@yk.rim.or.jp さんの http://sourceforge.jp/projects/freewnn/lists/archive/users/2014-November/000... は参考になったのですが、これは既にFSFにコードが譲渡されていて FSFがコードを管理している場合の手続きだと思います。 Tamago(Egg)のソースコードの多くはFSFが著作権を 持っていることになっていますが、 この譲渡手続きがどのようにしてなされたのかが解っていれば 参考になるかなと思っています。 また、著作権の譲渡先をどこにするかも、 検討する必要があります。 現在Tamago(Egg)のソースはCopyright表記を信じる限りでも FSF・FSIJ・PFU・ ;;; egg-sim.el --- EGG Simple Input Method ;; Copyright (C) 2000 Electrotechnical Laboratory, JAPAN. ;; Licensed to the Free Software Foundation. ;; Copyright (C) 2000 TOMURA Satoru <tomura @ etl.go.jp> とか helper/egg-helper.c * Copyright (c) 2005 ISHIKAWA Mutsumi とかがあります。 http://sourceforge.jp/projects/tamago-tsunagi/lists/archive/misc/2014-Novemb... これらのうち、著作権の譲渡を受け付けている著作者は FSFとFSIJくらいでしょうか? -------- 話を戻します -------- あれこれゴチャゴチャ考えたのですが、 著作権者を一(法)人にまとめるのはもはや無理じゃないかという気がしています。 http://producingoss.com/ja/copyright-assignment.html には3つの方式が書かれていますが、 http://producingoss.com/ja/copyright-assignment.html#copyright-assignment-no... 以外の選択肢はもはや現実的ではないかなと。 Tamago-tsunagiは みんながGPL-2+の基で著作権を共有(分有?)する方式で やって行こうかと思います。 GPLではプログラムを改変した場合、 改変した箇所・日時・改変者が誰であるか 明らかにするよう求めています。 新たなソースをTamago-tsunagiに追加する場合には ソースの冒頭に Copyright (C) yyyy <あなたの名前とemail address> This program is free software; you can redistribute it and/or modify it under the terms of the GNU General Public License as published by the Free Software Foundation; either version 2 of the License, or (at your option) any later version. This program is distributed in the hope that it will be useful, but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the GNU General Public License for more details. You should have received a copy of the GNU General Public License along with this program; if not, write to the Free Software Foundation, Inc., 51 Franklin Street, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301, USA. を追加していただくことになります。 その上でChangeLogに日付、名前、email address、 追加したソースの名前と変更箇所を 出来るだけ詳細に記述していただくことになります。 これまでのChangeLogを読む限り、割と詳細に書かれているので、 これを模倣すればよいと思います。 gitのコミットログにも名前、e-mail address、 変更箇所をできる限り詳細に記述することを ルールにしたいと思います。 新たなパッチ・修正を追加する場合には 以下のことを守っていただくことになると思います。 パッチ・修正はTamago(Egg)に対する二次的著作物であると認識すること。 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO048.html#10000000000000000000000000... パッチ・修正の著作者は二次的著作物に対する 著作権者である事を自覚すること。 (たぶん、パッチを書く人の中には、 これを曖昧にしてしまう人がいるんじゃないかと想像しています。) (Tamago(Egg)は原著作者を含む全ての著作者がGPL-2+で ライセンスすることに合意したソフトウェアなので) 当然パッチ・修正にもGPL-2+が適用されるということに同意すること。 (同意しなければパッチ・修正を行うことができないはず。) その上でChangeLogに日付、名前、email address、 変更したソースの名前と変更箇所を 出来るだけ詳細に記述していただくことになります。 gitのコミットログにも名前、e-mail address、 変更箇所をできる限り詳細に記述することを ルールにしたいと思います。 こんなところでしょうか? 特に意見がないようでしたら、 https://github.com/MItsutoshiNAKANO/tamago-tsunagi-draft2 を http://sourceforge.jp/projects/tamago-tsunagi/ に移し替える作業に入りたいと思います。 -- 1xx <ItSANgo@gmail.com> <https://twitter.com/ItSANgo> Mitsutoshi NAKANO <bkbin005@rinku.zaq.ne.jp> <http://d.hatena.ne.jp/Itisango/> -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org To contact the owner, e-mail: opensuse-ja+owner@opensuse.org
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Mitsutoshi NAKANO