[opensuse-ja] 間もなく公開される openSUSE 11.2 メンテナンスについて
松本です。 本日、opensuse-announce ML に Christian Dengler から、「Maintenance of the upcoming openSUSE 11.2 (間もなく公開される openSUSE 11.2 メンテナン スについて)」と題されたお知らせが流れました。 地味なお知らせなのですが、この先ちょっと皆さんにも影響しそうなお知らせで すので、拙訳のうえこちらにもご紹介いたします。 ======================================================================= 間もなく公開される openSUSE 11.2 メンテナンスについて by Christian Dengler openSUSE コミュニティの皆さん 間もなく公開される openSUSE 11.2 は、そのアップデートプロセスが openSUSE コミュニティによって調整されていくことになる初のリリースとなります。 これまでは、メンテナンスチームがバックグラウンドで作業し、最新かつ最良の アップデートを提供してまいりました。何をアップデートするかについては、完 全に内部プロセスで決定されていました。今後は、このプロセスをより透明化 し、コミュニティ全体の参加の元に進めていくことになります。 この変更を一言で言うと: openSUSE のアップデートは、コミュニティの自己責 任で行うことになる、ということになります。 このアップデートプロセスは、新たに立ち上がった openSUSE メンテナンスチー ムによって調整されていくことになります。現時点でこのチームは、2名の SUSE 社員と3名の openSUSE コミュニティのメンバー、計5名により編成されています。 すべてのユーザは、このチームに対してアップデートのリクエストを送ることが できます。 このチームは、受けたリクエストの妥当性を判断し、新しいアップデートポリ シーに基づいて、アップデートの進行全体について (その重要度に応じたリリー ス時期の計画、パッケージメンテナーとのやりとり、QA テストの調整など) 調 整をしていくことになります。これにより、最良の形でアップデートが提供され ていくことが保証されます。 この変更の影響が及ぶのは、メンテナンス (recommended、optional とタグ付け されたもの、あるいはあなた自身が指定したもの) アップデートだけとなりま す。セキュリティアップデートについては、従来通りの方法で SUSE セキュリ ティチームより提供されていきます。セキュリティ問題に対応するには、これが 最も早く、確実な方法であるとの判断によるものです。 どなたでも、openSUSE を楽しみ、改善していくのに協力していくこと、また、 開発に関与していくことができます。アップデートプロセス全体を通して、やる べき作業は沢山あります。ですから、是非この作業を楽しんでみてください! openSUSE ユーザであれば誰でも、私たちのディストリビューションの改善に助 力することができるのです。 例えば、以下のような形で手伝っていただくことが可能です: - メンテナンスアップデートにより修正されるべき興味深いバグを知らせ る - QA テスターとなり、テスト用のアップデートを検証してクオリティを高 めたり、フィードバックしたりする - 新しいメンテナンスポリシー作りに協力する - メンテナンスチームの一員となる - パッケージメンテナーとなり、アップデートを提供していく - ジュニアメンテナーとなり、パッケージの構築方法や、簡単な修正を提 供していく手順を学んでいく - ... 質問やアップデートのリクエスト、フィードバック等につきましては、メンテナ ンスチームのメーリングリスト (maintenance@opensuse.org) をご利用いただけ ます。 ということで、是非いろいろと楽しんでいってください。 Greetings, Christian ======================================================================= 原文: http://lists.opensuse.org/archive/opensuse-announce/2009-10/msg00013.html …簡単に言ってしまうと、「これまではこちらで気を回してメンテナンスアップ デートを提供してきたけれど、これからは言ってきてくれない限り放置されちゃ うからね」ということになるかと思います。 セキュリティバグフィックスなどについては従来通り責任持つけれど、ちょっと したバグの修正だったり、アップストリームでバージョンアップされたのに追従 して…といったアップデートについては、黙って待っていても出てこなくなる よ、ということだと思ってください。 # もちろん、それぞれのプロジェクトなどの OBS リポジトリが更新されな # くなる、ということを言っているのではありません。いわゆる updates # リポジトリに関することだと理解してください。 本来アップデートに挙がっていいはずの更新があるのになかなか挙がってこな い…というような場合「XXX まだ〜?」と待っているだけだといつまでたっても 挙がってこない可能性があるということになりますので、もしそういったことに お気づきになりましたら、是非上記 ML (maintenance@opensuse.org) へリクエ ストしてみてください。 -- _/_/ Satoru Matsumoto - openSUSE Member - Japan _/_/ _/_/ Marketing/Weekly News/openFATE Screening Team _/_/ _/_/ mail: helios_reds_at_gmx.net / irc: HeliosReds _/_/ _/_/ http://blog.geeko.jp/author/heliosreds _/_/ -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
小笠原です。リリースほやほやの Ubuntu 9.10 Japanese Remix RC より。 2009年10月29日11:35 Satoru Matsumoto <helios_reds@gmx.net>:
松本です。
こんにちは。
地味なお知らせなのですが、この先ちょっと皆さんにも影響しそうなお知らせで すので、拙訳のうえこちらにもご紹介いたします。
いつもながら地味ながら重要な活動(海外から情報を拾ってきて 国内に広めるって活動はとても大事なんだけどあまり口に出して 評価する人がいない……)ありがとうございます。
これまでは、メンテナンスチームがバックグラウンドで作業し、最新かつ最良の アップデートを提供してまいりました。
えーと openSUSE のアップデートルールって実はよくわかって ないんですが、Debian 系だと: - リリースされたところでバージョンは Fix - あとはひたすらセキュリティパッチなどのリリースのみ - ただし多くの人が望むリリース (Fx 3.5 とか) はパッケージを 変えてリリース - どうしても新しいのを使いたい場合は backport などのレポジ トリを追加して自己責任で になるわけなんですが、openSUSE では - もちろんセキュリティフィックスはされていた - 今までは気を利かせてちょこちょこバージョンをあげていた - 今後は Security Fix 以外は ML で approve された奴しかダメ - ML なので、要望を出すには Feed する必要がある ということなんですかね。 ふーむ。なるほど。 いや、ただの感想です。 [以上] -- Naruhiko Ogasawara (naruoga@gmail.com) -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
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Naruhiko Ogasawara
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