[opensuse-ja] アップデート後 iBus が起動しなくなった
松本です。 本日、未適用だったアップデートが溜まっていたのでアップデートかけたんです が、その後、ログイン後に iBus が立ち上がらなくなってしまいました。 iBus 関連のパッケージは全て M17N リポジトリのもの。様々なリポジトリから のアップデートを一気に適用してしまったため具体的に何が原因となってしまっ ているのか特定できておらず、Bugzilla にもまだ報告していないんですが、同 じ症状に見舞われている方がいないか知りたく、こちらにポストしておきます。 iBus 関連をアンインストールすると SCIM は立ち上がるのでとりあえずこうし てなんとか日本語入力できているんですが…。 -- _/_/ Satoru Matsumoto - openSUSE Member - Japan _/_/ _/_/ Marketing/Weekly News/openFATE Screening Team _/_/ _/_/ mail: helios_reds_at_gmx.net / irc: HeliosReds _/_/ _/_/ http://blog.zaq.ne.jp/opensuse/ _/_/ -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
松本です。 とりあえず Bugzilla には報告上げておきましたが、皆さんの手元では再現して いませんでしょうか? https://bugzilla.novell.com/show_bug.cgi?id=714545 このケースと根っこが同じなのかどうか不明ながら、Twitter 経由では別の方も 8/26以降 12.1 M3 環境で、iBus 経由での日本語入力ができなくなったとのお知 らせをいただいています。 Satoru Matsumoto wrote:
本日、未適用だったアップデートが溜まっていたのでアップデートかけたんです が、その後、ログイン後に iBus が立ち上がらなくなってしまいました。
私の手元環境では、正確には「半角/全角キー」で日本語入力可能な状態にはな るものの iBus のパネルが表示されないままなので今どのモードなのか分かりに くいし、辞書を呼びだしたり IM の切り替えなどができなくなってしまっている という状況です。KDE でだけでなく、GNOME 上でも再現します。 新規ユーザを作ってユーザ環境設定依存かどうか見てみたところ、そちらでは 「半角/全角キー」での日本語入力 ON 化もできなかったので、若干ユーザ環境 設定依存の部分はありそうですが、再現することは確認できました。 M17N にある iBus そのもののパッケージ (ibus) については約2週間前に修正が 入ったのが最後で、その後はいじられていないようです。その時のリビジョンナ ンバーが 24。その後 Coolo が Factory 入りを承認した時 25 になり、今は 27 になっていますので、何か依存関係があるパッケージが更新されたのがトリガー となって ibus もリビルドされているように見えるのですが…。 -- _/_/ Satoru Matsumoto - openSUSE Member - Japan _/_/ _/_/ Marketing/Weekly News/openFATE Screening Team _/_/ _/_/ mail: helios_reds_at_gmx.net / irc: HeliosReds _/_/ _/_/ http://blog.zaq.ne.jp/opensuse/ _/_/ -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
武山です 手元の環境では再現しません。 M17N からは ibus 関連と mozc、フォント、skim がインストールされています。 i | ibus | パッケージ | 1.3.9-27.1 | i586 | M17N i | ibus-anthy | パッケージ | 1.2.6-16.1 | i586 | M17N i | ibus-devel | パッケージ | 1.3.9-27.1 | i586 | M17N i | ibus-gtk | パッケージ | 1.3.9-27.1 | i586 | M17N i | ibus-m17n | パッケージ | 1.3.2-20.1 | i586 | M17N i | ibus-mozc | パッケージ | 1.2.809.102-1.1 | i586 | M17N i | ibus-qt | パッケージ | 1.3.1-11.2 | i586 | M17N i | libibus2 | パッケージ | 1.3.9-27.1 | i586 | M17N 気になることは: (1)~/.xim を置いていませんか? (2)一度、ibus-daemon を kill して $ ibus-daemon -v --xim を実行すると、何かエラーが出力されないでしょうか? # 次のようなエラーは多数出ています。(oxygen-gtk が不完全?) # glib.GError: テーマの中にアイコン 'gtk-missing-image' はありません Fuminobu TAKEYAMA (2011年08月28日 14:03), Satoru Matsumoto wrote:
松本です。
とりあえず Bugzilla には報告上げておきましたが、皆さんの手元では再現して いませんでしょうか?
https://bugzilla.novell.com/show_bug.cgi?id=714545
このケースと根っこが同じなのかどうか不明ながら、Twitter 経由では別の方も 8/26以降 12.1 M3 環境で、iBus 経由での日本語入力ができなくなったとのお知 らせをいただいています。
Satoru Matsumoto wrote:
本日、未適用だったアップデートが溜まっていたのでアップデートかけたんです が、その後、ログイン後に iBus が立ち上がらなくなってしまいました。 私の手元環境では、正確には「半角/全角キー」で日本語入力可能な状態にはな るものの iBus のパネルが表示されないままなので今どのモードなのか分かりに くいし、辞書を呼びだしたり IM の切り替えなどができなくなってしまっている という状況です。KDE でだけでなく、GNOME 上でも再現します。
新規ユーザを作ってユーザ環境設定依存かどうか見てみたところ、そちらでは 「半角/全角キー」での日本語入力 ON 化もできなかったので、若干ユーザ環境 設定依存の部分はありそうですが、再現することは確認できました。
M17N にある iBus そのもののパッケージ (ibus) については約2週間前に修正が 入ったのが最後で、その後はいじられていないようです。その時のリビジョンナ ンバーが 24。その後 Coolo が Factory 入りを承認した時 25 になり、今は 27 になっていますので、何か依存関係があるパッケージが更新されたのがトリガー となって ibus もリビルドされているように見えるのですが…。
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松本です。 リプライありがとうございます。 まだ原因特定に至っていないのですが、とりあえず中間報告を。 Fuminobu TAKEYAMA wrote:
手元の環境では再現しません。 M17N からは ibus 関連と mozc、フォント、skim がインストールされています。
i | ibus | パッケージ | 1.3.9-27.1 | i586 | M17N i | ibus-anthy | パッケージ | 1.2.6-16.1 | i586 | M17N i | ibus-devel | パッケージ | 1.3.9-27.1 | i586 | M17N i | ibus-gtk | パッケージ | 1.3.9-27.1 | i586 | M17N i | ibus-m17n | パッケージ | 1.3.2-20.1 | i586 | M17N i | ibus-mozc | パッケージ | 1.2.809.102-1.1 | i586 | M17N i | ibus-qt | パッケージ | 1.3.1-11.2 | i586 | M17N i | libibus2 | パッケージ | 1.3.9-27.1 | i586 | M17N
書き忘れていましたが、手元環境は x86_64 なので、それが関係している可能性 も否定できませんね。
気になることは: (1)~/.xim を置いていませんか?
これはないです。先に報告した通り、新規に作成したユーザでも問題は起こるの で、その線 (カスタマイズしたユーザプロファイルによるもの) はなさそうです。
(2)一度、ibus-daemon を kill して
$ ibus-daemon -v --xim
を実行すると、何かエラーが出力されないでしょうか?
おお、これが手がかりになりますね。 $ ibus-daemon -v --xim Traceback (most recent call last): File "/usr/share/ibus/ui/gtk/main.py", line 34, in <module> import gtk File "/usr/lib64/python2.7/site-packages/gtk-2.0/gtk/__init__.py", line 40, in <module> from gtk import _gtk ImportError: could not import gobject (could not find _PyGObject_API object) で、念のため確認。 $ python -c 'import gtk' Traceback (most recent call last): File "<string>", line 1, in <module> File "/usr/lib64/python2.7/site-packages/gtk-2.0/gtk/__init__.py", line 40, in <module> from gtk import _gtk ImportError: could not import gobject (could not find _PyGObject_API object) 最後の行で検索かけてみると http://lists.opensuse.org/opensuse-factory/2011-02/msg00513.html をはじめいくつか情報がヒットするんですが、だいたいは「最新パッケージで 直っている」というようなことで落ち着いちゃってるみたいで…。要は python 関連 (python-gtk あたり?) パッケージの問題ということなのだろうか? あるソフトウェアをインストールする際に Python がらみのパッケージを devel:/languages:/python リポジトリのものに置き換えてしまっていたんでそ のへんが影響しているのかと、同リポジトリからのパッケージを一旦 OSS のも のに戻してみようと思ったんですが、やってみたら X が固まるなど他の部分で 問題が起こってしまい、とりあえず元に戻さざるを得なくなってしまいましたの で、その先の追跡にまでは至っていません。
# 次のようなエラーは多数出ています。(oxygen-gtk が不完全?) # glib.GError: テーマの中にアイコン 'gtk-missing-image' はありません
こういうのもあるということになると、M5 が出たらいろいろテストしてみない とまずそうですね。 -- _/_/ Satoru Matsumoto - openSUSE Member - Japan _/_/ _/_/ Marketing/Weekly News/openFATE Screening Team _/_/ _/_/ mail: helios_reds_at_gmx.net / irc: HeliosReds _/_/ _/_/ http://blog.zaq.ne.jp/opensuse/ _/_/ -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
松本です。 とりあえず解決しましたのでご報告を。
(2)一度、ibus-daemon を kill して
$ ibus-daemon -v --xim
を実行すると、何かエラーが出力されないでしょうか?
おお、これが手がかりになりますね。
$ ibus-daemon -v --xim
Traceback (most recent call last): File "/usr/share/ibus/ui/gtk/main.py", line 34, in<module> import gtk File "/usr/lib64/python2.7/site-packages/gtk-2.0/gtk/__init__.py", line 40, in<module> from gtk import _gtk ImportError: could not import gobject (could not find _PyGObject_API object)
で、念のため確認。
$ python -c 'import gtk'
Traceback (most recent call last): File "<string>", line 1, in<module> File "/usr/lib64/python2.7/site-packages/gtk-2.0/gtk/__init__.py", line 40, in<module> from gtk import _gtk ImportError: could not import gobject (could not find _PyGObject_API object)
最後の行で検索かけてみると http://lists.opensuse.org/opensuse-factory/2011-02/msg00513.html をはじめいくつか情報がヒットするんですが、だいたいは「最新パッケージで 直っている」というようなことで落ち着いちゃってるみたいで…。要は python 関連 (python-gtk あたり?) パッケージの問題ということなのだろうか?
あるソフトウェアをインストールする際に Python がらみのパッケージを devel:/languages:/python リポジトリのものに置き換えてしまっていたんでそ のへんが影響しているのかと、同リポジトリからのパッケージを一旦 OSS のも のに戻してみようと思ったんですが、やってみたら X が固まるなど他の部分で 問題が起こってしまい、とりあえず元に戻さざるを得なくなってしまいましたの で、その先の追跡にまでは至っていません。
結論としては、これが原因でした。Bugzilla 報告に付いたコメントによると、 現在 devel:/languages:/python リポジトリは GNOME 3 に対応したバージョン の置き場となっているらしく、そこからの python-goboject がインストールさ れていたのが良くなかったようです。 GNOME:/STABLE:/3.0 リポジトリからのパッケージもインストールされていた状 態だったので、同リポジトリ及び devel:/languages:/python リポジトリからの パッケージを 11.4 OSS リポジトリからのものに全て入れ直す (入れ直せないも のは削除) ことで python -c 'import gtk' でエラーが出なくなり、iBus も無 事起動できるようになりました。 …しかし、devel:/languages:/python リポジトリは YaST の「ソフトウェアリポ ジトリ」で「コミュニティリポジトリ」の一覧に出てくるので、「混ぜると危 険」だとは思わずにインストールソースに加えてしまうことも多いのではないか と思います。 更に、次期 openSUSE 12.1 では GNOME 3.x の採用が予定されていますので、 python-gtk なども GNOME 3 に対応したものが入ることになると思いますので、 この問題が再現する可能性も高いのではないかと想像してます。 ただ今 12.1 マイルストーン 5 が公開されていますので http://download.opensuse.org/distribution/12.1-Milestone5/ 是非皆さんの手元環境でも試してみて、問題が起こるようなら Bugzilla へのレ ポートお願いします。 # 更に、64bit 版の Flash Player 11 Beta を採用しようという意見も出ていて # そうするとまた Flash サイトへの日本語入力問題が再燃しそうな…。 -- _/_/ Satoru Matsumoto - openSUSE Member - Japan _/_/ _/_/ Marketing/Weekly News/openFATE Screening Team _/_/ _/_/ mail: helios_reds_at_gmx.net / irc: HeliosReds _/_/ _/_/ http://blog.zaq.ne.jp/opensuse/ _/_/ -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
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