M. Takeyamaです。 mlac@hintmark.com wrote:
知り合いの方のニーズは、かならずしも SUSE Linuxという わけではなかったのではないでしょうか。
そうですね。しかし、インストールしてゆく段階で、 私の知っている限りですが、これほどハードの自動認識にすぐれている Linuxは、ちょっとないと思います。 (始めてLinuxをインストールする人は、それを感じないかもしれませんが....)
あと、SuSEのデスクトップのターゲットは、私の友人なんかではなく、 企業のデスクトップと想定して、発言しました。
設備投資に余裕がでてくれば、ITバブル初期の段階の 減価償却も峠を越すころです。 出来たら、そこらあたりの条件は明確化していただきたかったですね。
投稿された最初のメールでは、個人ユーザが対象のように思えました。 そして、使う/使わない(導入/非導入)の一番のポイントが 「お手軽 HowTo本のある/なし(充実度)」にあるように思えましたが... 企業への導入の場合は、まったく違ってくると思います。 (新規導入とかシステム変更にともなう導入とかですよね.) #つまり、ケース by ケース。最善の解決策がSUSE Linuxではないはず。 #企業の場合 SUSE Linuxの導入が手段であって目的ではないはずです。 #(個人だと、linuxを使うこと自体が目的というケースありますから) 以下のような事例もあるわけで参考にしてみてください。 <linuxの導入事例(japan.linux.comより)> \"WindowsからLinuxへ-- 行きつ戻りつ\" http://japan.linux.com/enterprise/04/08/31/0227211.shtml \"美術館の展示を新しいLinuxシステムが支える\" http://japan.linux.com/enterprise/04/08/24/034220.shtml 私的には...(ITシステムコンサルタントに変身モード) もし、システムの導入へのキーマン(それが社長さんだった場合など) linuxのことがまったく知らなくても良いはず、要望が満たせて いれば Windowsのシステム、Linuxのシステムどちらでも良いはず。 ・Windowsのシステム --- イニシャルコスト, ランニングコスト, 費用対効果 ・Linuxのシステム --- イニシャルコスト, ランニングコスト, 費用対効果 ・Linux,Windows混在 --- イニシャルコスト, ランニングコスト, 費用対効果 の数字が出てきて明らかにLinuxのシステムにメリットがある場合には Linux(SUSE)になるはずです。 #そんな場合,「お手軽 HowTo本のある/なし(充実度)」は関係ありません 技術的なことがわからなければ、技術(IT)担当の社員に聞いて裏を 取れば良いわけですし、外部のシステムコンサルタントに聞くと いう手もあるように思えます。 それでも, \"デキルSE\"っていうのはあんまりいないし、実際にやって みないとわかんないということであれば、ノベルのセミナーや 「SUSE LINUX トレーニングプログラム」を受ければ良いと思います。 個人では、有償の”トレーニングプログラム”への参加は難しくても 仕事であれば会社はお金を出すと思いますよ。 #タイムリーにそういう記事があって良かったですね。 http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/topic/2004/09/09/3322.html http://japan.internet.com/linuxtoday/20040909/4.html ----- M. Takeyama
k7-koyamaです。
出来たら、そこらあたりの条件は明確化していただきたかったですね。
投稿された最初のメールでは、個人ユーザが対象のように思えました。 そして、使う/使わない(導入/非導入)の一番のポイントが 「お手軽 HowTo本のある/なし(充実度)」にあるように思えましたが...
分かりにくい表現でした。ごめんなさい もっと整理してから発言すべきだったと思います。 エンドユーザーは、個人ユーザーであれ、企業で業務に使うユーザーで あれ、Linuxになれていない人を指しています。 このようなユーザーに対し、SuSEを普及してゆくには 簡単な入門書が、何故ないのか? が出発点です。 Novell監修で、「やさしいSuSELinux」のような書籍が、発売される と期待していたものですから..... www.amazon.com で、Books SuSEを検索すると、購入したい書籍がたくさん 出てくるのに、www.amazon.co.jp では たった1冊です。 ....寂しい #どうして書籍に拘るか と質問されましたが、 「書籍があると、体系的に理解しやすいから」としか言いようがありません これは、私の考え方で、皆さんに押しつけているわけではありませんので、 そこの処は、御理解頂きたいと思います。
企業への導入の場合は、まったく違ってくると思います。 (新規導入とかシステム変更にともなう導入とかですよね.) 私的には...(ITシステムコンサルタントに変身モード) もし、システムの導入へのキーマン(それが社長さんだった場合など) linuxのことがまったく知らなくても良いはず、要望が満たせて いれば Windowsのシステム、Linuxのシステムどちらでも良いはず。
・Windowsのシステム --- イニシャルコスト, ランニングコスト, 費用対効果 ・Linuxのシステム --- イニシャルコスト, ランニングコスト, 費用対効果 ・Linux,Windows混在 --- イニシャルコスト, ランニングコスト, 費用対効果 の数字が出てきて明らかにLinuxのシステムにメリットがある場合には Linux(SUSE)になるはずです。 #そんな場合,「お手軽 HowTo本のある/なし(充実度)」は関係ありません
Linuxに移行して、業務はスムーズに流れるのか? が、オーナーの第一質問 だと考えます。
技術的なことがわからなければ、技術(IT)担当の社員に聞いて裏を 取れば良いわけですし、外部のシステムコンサルタントに聞くと いう手もあるように思えます。
迅速な返答が得られる環境にある会社ならこれがベストだと思います
それでも, \"デキルSE\"っていうのはあんまりいないし、実際にやって みないとわかんないということであれば、ノベルのセミナーや 「SUSE LINUX トレーニングプログラム」を受ければ良いと思います。 個人では、有償の”トレーニングプログラム”への参加は難しくても 仕事であれば会社はお金を出すと思いますよ。
資金面だけの問題でなく、業務をスムーズにこなせるかがポイントだと 思いました。 セミナーコスト = セミナー参加費(微々たるもの) + 労務費/セミナー時間(結構大事) + 営業している場合の売上(すごく大事) だと思います。 コールセンターみたいなものがあれば、一番良いのかもしれませんね。 ------ 勝手な思い付き発言なのに、いろいろな御意見を伺う事ができて、とても参考 になりました。ありがとうございます。 私個人としては、SuSEの日本語環境版が、今後も安定供給されていれば、 とても安心です。今後、もっとSuSEが普及してくれる事を望んでいます。
松本です。単なる横からちゃちゃ入れモードですが、別に悪意を持っているわけ ではないことを御理解ください。 On Sat, 11 Sep 2004 18:27:29 +0900 koyama <mlac@hintmark.com> wrote:
エンドユーザーは、個人ユーザーであれ、企業で業務に使うユーザーで あれ、Linuxになれていない人を指しています。
このようなユーザーに対し、SuSEを普及してゆくには 簡単な入門書が、何故ないのか? が出発点です。
元出版社勤めだった経験から。単に、そのような書籍を出した場合、利益が出る という根拠が見出せないからでしょう。まぁ、現状での普及率を見れば一目瞭然 ですよね。SUSE 9.1 J が1万パッケージ以上売れている…くらいの数字的裏付 けがないと、商業出版社なら動き辛いものです。今数種類出ているLinux関連の 雑誌についても、雑誌としてみれば価格は若干高めですよね。それは、やはり部 数的にはあまり多く売れるジャンルではないからです。で、CD-ROMを付録につけ るというのは、実用的な意味合いも確かにありますが、その「ちょっと高い」と いう消費者の印象を緩和する一つの手段でもあります。CD-ROMに収録されている コンテンツは、ほぼすべてが「無償で収録、配布可能」なものばかりです。資材 としてのCD-ROMは、せいぜい1部あたり数10円といったところですから、カラー ページを16ページ増やすよりも、原価的には安上がりだったりします。ところが まだまだ消費者には「CD-ROMがついているんだから、多少値段が高くてもしょう がないか…」という感覚がありますので、言い訳が立ち易いのです。
Novell監修で、「やさしいSuSELinux」のような書籍が、発売される と期待していたものですから.....
かといって、Novellが採算度外視でそのような書籍を出すかというと、正直望み 薄だろうと思います。というのは、たとえば書籍は赤字だったとしても、その効 果で製品がたくさん売れればトータルで儲けにつながる…という図式は成り立つ とは思いますが、現状ではNovellにとっての「商品(利益が見込める…という意 味)」はあくまでSLESであり、そのためであればある程度の予算も割けるでしょ うが、ただでさえ(…おそらく)赤字であろうSuSE Linuxのために余計な出費はし ないだろう、という読みです。管理者向けの、SLESに特化した、Sunが出してい るSolarisの管理者マニュアルのような書籍であればまだ可能性はあるような気 はしますが…。 今後、SuSE Linuxの出荷数が無視できないほど増えていく傾向なり予測なりが見 えてくれば初心者向けの書籍なども出てくることになるとは思いますが、その時 はその時でSuSE Linuxそのものが「商品」として位置付けされていくということ でもありますから、開発陣などに課せられる要求なども変化していくのではない でしょうか。現状では良かれ悪しかれSuSE Linuxに求められているのは売上では なく、SLESのための人柱的実験環境でしょう。どんなパッケージを組み込んでい くかは開発陣の個人的判断に委ねられている感じですが(…だから、たとえばこ んなパッケージを採用して欲しい、というリクエストをMikeなり岩井さんなりに 直接投げかけても、納得のいく根拠さえあればかなりの確率で採用してもらえる 可能性があったりする)、そういういい意味でのゆるゆる感もなくなっていきそ うな気がします。…どちらの方がいいのかは、個人的な好き嫌いもあると思いま すが…。
私個人としては、SuSEの日本語環境版が、今後も安定供給されていれば、 とても安心です。今後、もっとSuSEが普及してくれる事を望んでいます。
これまで(Novellの傘下に入る以前)のSuSEにおける日本語環境の整備については ベースに各コミュニティの成果があり、それをMikeや岩井さんが組み込んでいく、 という流れだったと理解しています。以前Mikeに聞いた話では、当時上層部には 日本をマーケットとしてとらえるという意識はあまりなく、業務として明確に日 本語廻りを整えるように指示されていたわけではないようです。だもんで、会社 にいる間は他の業務に時間を割き、家に帰ってからプライベートな時間を使って (睡眠時間を削って?)日本語環境を整備していくという作業に取り組んでいたそ うです。言ってみれば、ほとんどボランティア的な貢献に支えられてきたわけで す。…Mikeの署名にある「睡眠不足はいい仕事の敵だ」というセリフは、彼の自 身に対する戒めであろうと私は理解しています。 そんな土壌があったので、商用ディストリビューションでありながら、SuSE(の 日本語環境廻り開発)はどこかコミュニティ的であり、そんな雰囲気が私は個人 的に好きだったりします。今後Novellが明確に日本をマーケットとしてとらえて いこうとするようでしたら、日本語環境廻りの整備は企業としての取り組みとな っていくでしょう。おそらく大多数のユーザーにとってはそんなことはどうでも 良く、純粋に使い勝手が良くなっていけばそれに越したことはないでしょうから 概ねいい方向に進んでいってくれるものと期待はしています。ただ、その結果と して「開発者の顔が見えない」ディストリビューションになってしまったら、そ れはそれで淋しくなってしまうような…。 -- □●□ _/_/_/ To be Happy! _/_/ □□● _/_/ Satoru Matsumoto _/_/ ●●● _/ helios_reds@gmx.net _/
k7-koyama です。 Matsumoto さん、ご返答ありがとうございます。
元出版社勤めだった経験から。単に、そのような書籍を出した場合、利益が出る という根拠が見出せないからでしょう。まぁ、現状での普及率を見れば一目瞭然 ですよね。SUSE 9.1 J が1万パッケージ以上売れている…くらいの数字的裏付 けがないと、商業出版社なら動き辛いものです。今数種類出ているLinux関連の ... 省略 でしょうか。現状では良かれ悪しかれSuSE Linuxに求められているのは売上では なく、SLESのための人柱的実験環境でしょう。どんなパッケージを組み込んでい
企業ですから、採算重視は当り前ですよね。
私個人としては、SuSEの日本語環境版が、今後も安定供給されていれば、 とても安心です。今後、もっとSuSEが普及してくれる事を望んでいます。
これまで(Novellの傘下に入る以前)のSuSEにおける日本語環境の整備については ベースに各コミュニティの成果があり、それをMikeや岩井さんが組み込んでいく、 という流れだったと理解しています。以前Mikeに聞いた話では、当時上層部には 日本をマーケットとしてとらえるという意識はあまりなく、業務として明確に日 本語廻りを整えるように指示されていたわけではないようです。だもんで、会社 にいる間は他の業務に時間を割き、家に帰ってからプライベートな時間を使って
そうだったのですか。Mikeさん、岩井さんが、日本語環境を整えられて いたとは、マッタクモッテ知りませんでした。 大変なご苦労だったと思います。 てっきり、SuSEが、日本をターゲットに開発していたと思っていました。 うーん。やはり、私の期待していたような書籍は、難しいかもしれませんね。 このようなお話しを伺うと、いかにWindowsがタイミング良く発売になり、 売り方がうまかったかを、認識させられます。
今井です。 日曜日 12 9月 2004 00:57、koyama さんは書きました:
うーん。やはり、私の期待していたような書籍は、難しいかもしれませんね。 このようなお話しを伺うと、いかにWindowsがタイミング良く発売になり、 売り方がうまかったかを、認識させられます。
DOSにしろ、WindowsにしろきっかけはどっちもIBMだったりする....。 IBMが最初に話をもってった人が家を留守にしてなければ今あの会社はなか ったかもしれない。 もっと突き詰めて言えば原型を作った人がいなければあのお金持ちも自分で 用意できず(自分で作れたか非常に怪しいらしいのね)、売り込めなかったかも。 プレゼンテーションがすっごく上手だったみたいです。 WindowsだってIBMと一緒にOS/2を開発しなければ出てこなかった。 (あの会社は途中で抜けたけど) Windows 3.xの系列でないNTも至るところにOS/2のコードが残ってたらしい です。クローズドソースなんで確かめ様が無いですが、そういう噂?は数しれず....。 何と言っても自前で開発ってのが一つもないか、もしくは少ないのがあの会社 の面白いところ。 つまり、他社の技術を買うかつぶすかで競争に勝って、ライセンスできっちり稼 いでしまうという....。 「売り方がうまい」 というより、 「他社が優れたモノを作ったり、売ったりすることがない様にするのがうまい」 が細かく言えば正しい様に思う....。 滅茶苦茶、拡大解釈で言うなら前者でもいいんだろうけど。 -- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 今井 優 mail: maimai@coral.ocn.ne.jp web: http://www10.ocn.ne.jp/~masimai/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
participants (4)
-
koyama
-
Masaru Imai
-
Satoru Matsumoto
-
uozekat@mail.goo.ne.jp