山口と申します。 やっと最近、うちのサーバを SUSE 9.2 にしました。 SUSE 9.1 からのアップグレードインストールですが、快調に動作しています。 On Mon, 31 Jan 2005 12:35:55 +0900 "M. Takeyama(takezou)" <takezou040728@yahoo.co.jp> wrote:
http://members.jcom.home.ne.jp/asakura1/lan/lan_1.html
というサイトの 8139 の評価は、
全く問題外(耐性・品質とも)
という事だったので、トラブル回避の観点から、対象に入れていません。 k7-koyamaさんの示されているWebページをみましたが...
この”RTL8139”のチップを利用したNICの評価なんですが、これは あくまで、Windows 98SE(OS)での評価であって, SUSE(9.1) での評価だと違う結果になる可能性があると思いますがどうでしょうか。 #つまり、hard( or チップ)がダメならSUSE(9.1)での評価も良くない。 #Windows 98SEのドライバーに起因するパフォーマンスの低下なら #SUSE(9.1)での評価値はより高くなる可能性があるのではないか。
以前に Linux サーバや組み込み機器用で、LAN のチップセットを評価したこと がありますが、結論としては上のページ通りで "RTL8139" は使い物にならない という評価の通りです。RealTek のチップはまず通信回路をあまり持っていない ため、ほとんどがドライバ側で処理を行います。そのため CPU の負荷が高い傾 向にあります。CPU の能力次第で性能が決まってきますが、受信バッファが小さ いため、ドライバの状態によっては受け取りきれないパケットを取りこぼしやす い構造になっています。また、発熱が大変大きいのも困りものです。 自前で持つ回路が少ないせいか、非常に安価で大量に出回っていますが、どんな に安くてもあのチップだけは避けた方がよいと思っています。 100Mbps 仕様の RTL8139 の後継と思われる RTL8169 という GbE のチップがあ ります。あちこちの評価記事を、「さらに熱い」チップの上、CPU に頼るタイプ なので同様の傾向があります。「とにかくカニチップは避ける」というのが私の まわりの通説になっています。 NFS や FTP の大量転送のパフォーマンスでは、やはり Intel PRO100 シリーズ がピカイチです。パケット処理をチップ側で行うため、CPU 負荷が低いです。 また、発熱も少ないため安心して使えます。 難点は、「あまりそこらで売っていない」のが問題です (^^;)。サーバ系や、オ ンボードで組み込まれているものは非常に多いのですが、単品としては高価な部 類のため、(うちの近所では)ほとんど見かけません。 PRO/100S を入手されたとのことで、良い買い物をされたと思います。 http://www.intel.co.jp/jp/network/connectivity/products/pro100s_adapter.htm ちなみに VIA-Rhine のカードですが、うちのデスクトップがそれで、SUSE 8.2/9.0/9.1/9.2 で動作していること(いずれも一発認識)を報告しておきます。 # lspci -v (中略) 0000:00:0c.0 Ethernet controller: VIA Technologies, Inc. VT86C100A [Rhine] (rev 06) Subsystem: Unknown device 3043:1106 Flags: bus master, medium devsel, latency 64, IRQ 10 I/O ports at d800 Memory at efffff80 (32-bit, non-prefetchable) [size=128] # lsmod | grep via via_rhine 19972 0 mii 4992 1 via_rhine # dmesg | grep via via-rhine.c:v1.10-LK1.2.0-2.6 June-10-2004 Written by Donald Becker カードは PLANEX FNW-9701-T です。 ※特に気に入っているというわけではないですが。 VT86C100A と VT6105 は同じドライバですが、微妙に違うチップのようで、後者 の方が新しくて "Rhine III" と呼ばれているみたいですね。 -- 山口健史 (YAMAGUCHI Kenji)