武山です 前のメールは普段よりさくっと投稿してしまったので、 いくつか穴が…すみません。 (2011/08/08 19:12), Takashi Iwai wrote:
2. googletest の扱い 中略 Mozc の一部が google-test のヘッダを参照しているだけなので、 Mozc から依存関係を取り除くか、googletest を Mozc のソースとして含め てしまう デザインもあるかと思います。
ビルドに不必要なのであればなるべく依存関係は減らした方が良いですので、 とりあえず gtest-devel なしでいきませんか? もしくは、"%if %with_gtest" みたいな形で残しておく方が良いかもしれませ ん。
今のところビルドに googletest のヘッダーファイルは必要な状態です。 ライブラリはリンクされていないようなので不要です。 細かく調査はしていませんが、おそらく依存している部分はごく一部で、 きっと不要なマクロかと思いますので、依存関係を取り除くパッチを作ることは できそうな気がします。 googletest を無しにする暫定処置は Mozc と googletest を一緒にパッケージングする方法かと思います。 (googletest はビルドしないし、インストールもしない) (2011/08/08 22:28), Satoru Matsumoto wrote:
えーっと、iBus をデフォルトインプットフレームワークにすることについて は異論はないのですが、mozc をデフォルト IM にすることについては反対意 見を表明しておきます。
理由は、現時点では mozc はあくまで Google の社内プロジェクトでしかない からです。
なるほど。 openSUSE のポリシーについては、あまり知らないのですが、 Pure OSS か利便性か…どちらをとるかは、難しい問題ですね。 # 「いや、anthy のほうが優れている」という方もいるかもしれませんが… # 個人的には利便性を取っています せめて、インストールしたら、SCIM や uim のように、 使用するエンジンとして追加された状態にはしたいかな…と思います。 gconf-tool で設定ファイルを変更して登録すること自体は 容易にできるのですが、 どのタイミングで?/全ユーザーの設定を変更するの? と色々課題が残っています。 # upstream での対応が必要な気が… # あと、最初はクローズな開発にしたい開発者側の気持ちも分からなくも # ないです。(Xgl なんてのも…)
それと、mozc というより iBus の問題で、Flash サイトへの日本語入力なん ですが、(少なくとも) 64bit バージョンだと以下のスレッドにあるように http://lists.opensuse.org/archive/opensuse-m17n/2011-06/msg00012.html ibus-gtk-32bit パッケージを入れたうえで gtk-query-immodules-2.0> /etc/gtk-2.0/gtk.immodules としてやらなければ Flash サイトへの入力ができないんじゃないかと思うん ですけれど、
Adobe Reader (32bit) だともっと悲惨で、IBus を入れて SCIM を止めると、 ibus-gtk が見つからない→scim-gtk を見つける→SCIMのサーバーを探しに行く となり、最後はずっと探し続けていつになってもウインドウが出てきません。 Fuminobu TAKEYAMA http://twitter.com/ftake (2011/08/08 22:56), Takashi Iwai wrote:
At Mon, 08 Aug 2011 22:28:33 +0900, Satoru Matsumoto wrote:
松本です。
まずは、この件について手を動かしてくださっている皆さん、どうもありがとう ございます。
Takashi Iwai wrote:
At Mon, 08 Aug 2011 18:14:12 +0900, Fuminobu TAKEYAMA wrote:
3. ibus の初期設定 ibus-anthy をインストールすると、ibus で Anthy が選択された状態に
(設定が不要)
なっていますが、この仕掛けはどこにあるのでしょうか?
ibus-mozc 側で対応するのであれば、追加が必要です。
うーむ、ibus-anthy のパッケージングでは特にトリックは使ってなかったと 思います。もしかしたら、ibus 側が最初の起動時に読み込んだりするのでは?
えーっと、iBus をデフォルトインプットフレームワークにすることについては 異論はないのですが、mozc をデフォルト IM にすることについては反対意見を 表明しておきます。
理由は、現時点では mozc はあくまで Google の社内プロジェクトでしかないか らです。
こちらの「よくある質問」にある http://googlejapan.blogspot.com/2010/05/google_10.html
- オープンソース・プロジェクトに参加できますか? 現時点では参加出来ません。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
また、プロジェクトページの Owner、Committer を見てみても分かるように http://code.google.com/p/mozc/people/list Google の中の人しか直接的には開発に参加できない Closed な体制になってい ます。 # 例えばパッチを書いても「まずはメールで送ってください」というスタンス
ライセンスは BSD ライセンスとなっているのでリポジトリに入れることについ ては反対する理由はなく、使う人が自分の好みで選択できるようにしておく (し かも、できるだけ手間をかけずに済むようになっている) ことについては賛成で きますが、Google だけが最終決定権を持っているプロダクトを「デフォルト」 にしてしまうことにはリスクもあり、抵抗があります。
# 例えば Debian sid でも mozc はあくまで non-free 扱いです # http://packages.debian.org/ja/source/sid/mozc
確かに、デフォルトにするかどうかはポリシーにも関する話ですね。 日本語のデフォルト IM に関しては、今のところ ibus-anthy が鉄板かな、 と思われます。
ただ、デフォルトでインストールするかどうか、もしくは、オプションでイン ストールした際にデフォルトとするかどうか、というのは議論の余地があるで しょう。具体的には、前者に関しては、 Provides: locale(ja) というのを spec ファイルに含むかという話になります。
それと、mozc というより iBus の問題で、Flash サイトへの日本語入力なんで すが、(少なくとも) 64bit バージョンだと以下のスレッドにあるように http://lists.opensuse.org/archive/opensuse-m17n/2011-06/msg00012.html ibus-gtk-32bit パッケージを入れたうえで gtk-query-immodules-2.0> /etc/gtk-2.0/gtk.immodules としてやらなければ Flash サイトへの入力ができないんじゃないかと思うんで すけれど、これらを iBus インストールと合わせて実行してしまうことってでき ないでしょうか?
ここら辺りはパッケージの %post および %postun で実行されるはずなのです が、11.4 では必要なマクロが呼び出されていない、というバグがあったんです。 それ自体はフィックスされているはずなのですが、*-32bit.rpm に関してはま だ問題が残っているようですね。 今のところ *-32bit.rpm 特有の %post 呼び出しみたいなのは定義されてない のと、%gtk2_immodule_post マクロなどはマクロ展開時に 32/64 ビットの チェックを行っているので、64bit spec 上では 32bit 用の呼び出しができな い仕様になってるようです。 これらを直す必要がありますね。opensuse-packging にでもポストしてみます。
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