武山です もうだいぶ前になってしまいますが、既に 12.3 の RC1 が公開されています。 ここで残念なお知らせがあります。 12.3 の GNOME 3.6 では IBus 1.4 がサポートされず、今までのように 画面上に表示されなくなってしまいました。 今までのように画面上部に表示する shell extension 付きのパッケージを 用意したので、今日、明日中にテストをしたいのですが、協力して頂けないでしょうか? 仮にこのパッケージが 12.3 のリリースに含まれた場合でも、IBus を今まで通り GNOME で使用するには最後の gnome-tweak-took のステップが必要になります。 テスト方法: RC1 でリポジトリを追加して $ sudo zypper ar obs://home:ftake:branches:M17N/openSUSE_12.3 ftake_M17N IBus をインストールし $ sudo zypper install --force -r ftake_M17N ibus gnome-tweak-tool を起動して、シェル拡張の IBus indicator 1.4 を有効にし、 再ログインして下さい。 上手くいけば画面右上に IBus のアイコンが表示されます。 なお、ツールバーは従来通り使用可能です(IBus 1.5 では未実装 or 無くなった) 補足: IBus のアイコンは GNOME 3 以降、GNOME 側で管理されていていました。GNOME 3 の システムトレイアイコンはアクティビティに本来表示されるはずですが、GNOME 側で管理するアイコンと 重複しないように、IBus と一部のアプリケーションについてはアクティビティの下部 (Notification Daemon)に表示されないようにハードコードされてきました。 今回、GNOME 3.6 では IBus 1.5 以上を要求しており、GNOME が内蔵する IBus 1.4 のアイコン等が 使用できません。さらに、互換性が無いにも関わらずアクティビティ欄にも表示されないように コーディングされています。 現在の openSUSE 12.3 のリポジトリには hillwood が書いたパッチでアクティビティに表示される IBus が入っていますが、アクティビティに切り替えないと状態が確認できない、IBus のメニューの高さが 適切でないなどの問題があります。 IBus 1.5 を採用しなかった理由は、1.4にあった一部の機能が未実装で、アイコンをクリックしたときの メニューアプリケーションがクラッシュしたりするなど、openSUSE として十分な品質であると判断するための テストがまだ必要なためです。 -- Fuminobu TAKEYAMA -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org To contact the owner, e-mail: opensuse-ja+owner@opensuse.org