At Sun, 29 Jul 2007 15:40:18 +0900, Masaru Imai wrote:
jackadio.org で What is JACK? をみたのですが、 JACK is a low-latency audio server とあり、今ひとつわかりません。
Jackとicecastは違うのでしょうか? Jackは、KDEのarts サウンドシステムみたいなものですか? それとも、Alsaみたいなものでしょうか?
多分岩井さん辺りが詳しいのではないかと思うのですが....。
試しにjack(jackd)を実行してみましたけど、大雑把な書き方をすると icecastは音楽データを配信してアプリケーションが再生するのに対して、 jack(jackd)の方はアプリケーションからデータを受け取って再生する タイプのものの様ですね。 arts(artsd)等のサウンドサーバと同じ様なものかと。
ALSA等のサウンドカードのデバイスは含まないようなのでALSA等と同じ くくりにはならないのではないでしょうか。
JACK 自体はサウンドデーモンで、複数のアプリケーションからのオーディオ データを入出力するものです。まあ、イメージとしては、ミキサーまたはパッ チベイのような感じで、任意のアプリケーションやサウンドカードからの入力 を、任意の出力先(他のアプリ、またはサウンドカードの出力)に転送します。 各接続は、動的に変更可能で、例えば演奏中に他の出力先に切り替えたりでき ます。 こう書くと arts に似たように聞こえますが、コンセプトはかなり異なります。 JACK は低レイテンシ(つまりリアルタイムでのオーディオ処理)での実行を 意識して作られており、ardour などの本格的なオーディオプログラムのため に設計されているのが特徴です。 なお、リアルタイム処理の性質上、JACK の性能を一番引き出すには、RT カー ネルを用いるのが推奨されています。 -- Takashi Iwai <tiwai@suse.de> --------------------------------------------------------------------- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org