K.Suzukiです。 On Wed, 03 Aug 2005 19:59:38 +0900 "M. Takeyama(takezou)" <takezou040728@yahoo.co.jp> wrote:
M. Takeyamaです。 #結構長くなりましたが...
On Tue, 02 Aug 2005 15:37:20 +0200 Takashi Iwai <tiwai@suse.de> wrote:
岩井です。
ハードウェア RAID を使用すれば、CPU を消費しないし速いという利点があるけど、 その特定のハードウェア RAID カードに縛られてしまいますね。 Linux コミュニティ的にはソフトウェア RAID を推奨してるように見えるんですけど。 # というか RAID コントローラチップがクローズドになってしまう事が、 # コミュニティ的にあまり嬉しくないという事なのかも.. プリンターの件の時もそうでしたが、オープンソースの人達(一部では)、 の中には、全てのコードをオープンにしたいと強く思っている 方がいるのは事実だと思います。
私の場合、ハードウェアーメーカが参入する余地を残しておく 必要だといつも思っています。
確かにそうですね。
「参入=closed source」というのは誤った語法ではないかと。 そうとらえられると困りますが、読み返しみるとそう取れなく もないですね。(ということで補足説明) オープンソースの人たちは、クローズドソースがきらい。 # RAID コントローラチップ(情報)とかをクローズドに #してしまうことがある。 ==>やっぱり、オープンソースの人達はハードRAIDより ソフトウェア RAID を推奨しているようにみえる。 (単純に、お金との絡みもあるかもしれませんけど)
これに対して、私(竹山)は、ケース by ケース。 さらに、RAID関係(カーネル周り)だけで無く、話を一般論 に広げて、「ハードウェアーメーカが参入する余地を残しておく」 とコメントしています。
自分は、日本のハードウェアーメーカにももっと積極的に参加して欲しいと 思って「参入する余地を残す」に同調しました。
#私の場合、Linux のカーネル関係のドライバーに関することは #まだやったことがないもので... #仕事(必要に迫られて)で、ドライバのソースちょっとみるくらい。 #そういう機会も頻度は多くないです。
デバイスドライバーは、Kernel の一部になりますからね。 Kernel でできる事は、デバイスドライバー側でも大抵の事は できちゃうという... で、岩井さんが言ってた、
少なくともカーネル周りに関しては、全てオープンソースである方が遥かに良 いです。 今まであまり Linux のカーネルに慣れていないメーカの作ったドライバの質 は、全く予測がつきませんから。実際、初めて公開されたコードなどを見ると、 目を覆いたくなるようなものが多いです。 アプリケーションなら、自身がこけて終わりですが、カーネルドライバの場合 は全てを巻き込んでしまいますしね。 そういうのを見てくると、技術的云々よりも、ドライバ公開によりソースコー ドの汚さがあらわになってしまう、という心理的な要因の方が大きいのではな いかと、勘ぐってしまいます。もちろん、特許やライセンス違反を隠すため、 というのも大事な要素なのですが :) は、とてもわかるような気がします。
商用の Linux ディストリビューションであればなおさらそう考えざる終え ないと思います。(SUSE/Novell にしても Redhat にしても) クローズドな部分があるままで、そのハードウェアの詳細もわからずに Linux Kernel を更新/チューニングしていくのはかなりきつい/危険になる の場合があるのではないでしょうか? あるデバイスの表向きのインターフェースのソースだけ公開されても、 Kernel コミュニティの人達は困ってしまうと思います。 その内部の挙動を知っておかないと、いじるにいじれないソースになってし まうと思うし.. 結局、そのメーカ以外に詳細をわかる人がコミュニティ内にいない事になっ てしまうし... そうなると Kernel コミュニティは、次の選択肢をとる事になると思います。 (Kernel コミュニティ自身が様々な人の集まりなので一意に結論が決まるは ずないのですが) 1.その機能(デバイス関連)をカーネルからはずす。 2.メーカにしつこくせまる。 3.ほおって置く。 4.誰かが宇宙からインスピレーションを受けてそれを書き直す。:) 1は、使用しているユーザ数に依存する気がします。 2は、そのような人がコミュニティ内にいるのかわかりませんが。 3は、結構あるかもしれません。 4は、ようするに Hack って事ですね。 1や3は商用ディストリビューション的にはとても苦しいのではないかと 思います。
Linuxを良く知っている人であれば、Linuxの開発プロセスのこと とかを理解していますが、日本の多くのメーカ(PCの周辺機器)とか ソフトウェアーベンダーといわれるところであっても GPLライセンス に変にアレルギを持っているところがいまだにあると思います。 #最近は、改善されてきていると思いますけどね。
自分も日本国内で GPL に対するアレルギを強く持ってるのではと感じる時が よくありますね。でも、その中には必要以上に誤解してるのではないかと感 じる事もありますが..
私が一番主張したいことは、kernelソースの管理ツールが git に なった事件とその経緯や「欧州議会のソフトウェア特許法案を否決」 のキャンペーンをおこなったオープンソースプロジェクトの行動が 一般の人や企業にどのようにうつるかです。 #変に誤解されるケースがあると思いますよ。
誤解されるケースってなんでしょうか? ソフトウェア特許に関しては、日本ももう少し見直してみたらどうだろうって 事になりつつあるように感じますけど。