武山です 質問を頂きましたので、思いついた FAQ も追加して補足しておきます。 1xx さんのメールが DM になってしまっていましたので、後ろに付けてあります。 1. テストは仮想環境でも良い? もちろんOKです。私自身も普段は VirtualBox を使っています。 デバッグするときはよくインストール直後の状態に戻したりしますが、 仮想環境なら簡単にできます。 ただ、前回、実機固有のバグに気づくのが遅れた経験があるので、 普段使っている実機も RC2 が出る前にアップデートしようかと思っています。 2. テスト項目はある? IRC の方で書きましたが、用意したかったのですが間に合いませんでした。 作りかけはこちら: https://ja.opensuse.org/Test_Weeks # もちろん、考えてくれる方、大募集。Fedora のテストケースが参考になります。 前のメールで書いた IBus のテストはぜひお願いします。 他は色々試して、気になるところがあれば ML で報告して下さい。 # もちろん、Bugzilla でレポートして頂ければ最高です # http://bugzilla.novell.com/ 3. RC 版インストールの方法 普通にディスクからインストールできますが、インストール後に $ zypper update を実行して、ディスクイメージ作成後に変更されたパッケージをインストールして下さい。 バグがなければ update していくと、リリースの状態になるはずです。 ■既に気づいているバグ(IBus 以外) - VirtualBox + GNOME で、グラフィックスドライバ関連の warning が大量に出ています - 関連してか、GNOME ログイン後にデスクトップの壁紙が真っ黒になることがあります - YaST の各モジュール(おそらく)から firewall を開けられません * https://bugzilla.novell.com/show_bug.cgi?id=803618 * まだ SuSEconfig に依存しているのが原因です (2013/02/20 8:57), 1xx wrote:
早速、openSUSE-12.3-DVD-Build0024-i586とopenSUSE-12.3-DVD-Build0024-x86_64を昨日Torrent経 由でダウンロードし、 ホストDell XPS8300 WIndows 7 64bit SP1 VirtualBox4.2.6 r82870上にRAM 512 M byteのVMを作りGuest OSとしてインストールさせていただ いております。
テストの件ですが、具体的に何をすればよろしいのでしょうか? テスト項目のようなものはあるのでしょうか? iBus 1.4のみのテストと考えればよろしいのでしょうか? それとも気が付いたことを何でも報告すればよろしいのでしょうか? また、仮想環境上のテストは対象外でしょうか? 仮想環境上のテストでよろしければぜひ協力させてください。
(2013/02/19 13:03), Fuminobu TAKEYAMA wrote:
武山です
もうだいぶ前になってしまいますが、既に 12.3 の RC1 が公開されています。
ここで残念なお知らせがあります。 12.3 の GNOME 3.6 では IBus 1.4 がサポートされず、今までのように 画面上に表示されなくなってしまいました。
今までのように画面上部に表示する shell extension 付きのパッケージを 用意したので、今日、明日中にテストをしたいのですが、協力して頂けないでしょうか?
仮にこのパッケージが 12.3 のリリースに含まれた場合でも、IBus を今まで通り GNOME で使用するには最後の gnome-tweak-took のステップが必要になります。
テスト方法: RC1 でリポジトリを追加して $ sudo zypper ar obs://home:ftake:branches:M17N/openSUSE_12.3 ftake_M17N
IBus をインストールし $ sudo zypper install --force -r ftake_M17N ibus
gnome-tweak-tool を起動して、シェル拡張の IBus indicator 1.4 を有効にし、 再ログインして下さい。
上手くいけば画面右上に IBus のアイコンが表示されます。
なお、ツールバーは従来通り使用可能です(IBus 1.5 では未実装 or 無くなった)
補足: IBus のアイコンは GNOME 3 以降、GNOME 側で管理されていていました。GNOME 3 の システムトレイアイコンはアクティビティに本来表示されるはずですが、GNOME 側で管理するアイコンと 重複しないように、IBus と一部のアプリケーションについてはアクティビティの下部 (Notification Daemon)に表示されないようにハードコードされてきました。
今回、GNOME 3.6 では IBus 1.5 以上を要求しており、GNOME が内蔵する IBus 1.4 のアイコン等が 使用できません。さらに、互換性が無いにも関わらずアクティビティ欄にも表示されないように コーディングされています。
現在の openSUSE 12.3 のリポジトリには hillwood が書いたパッチでアクティビティに表示される IBus が入っていますが、アクティビティに切り替えないと状態が確認できない、IBus のメニューの高さが 適切でないなどの問題があります。
IBus 1.5 を採用しなかった理由は、1.4にあった一部の機能が未実装で、アイコンをクリックしたときの メニューアプリケーションがクラッシュしたりするなど、openSUSE として十分な品質であると判断するための テストがまだ必要なためです。
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