At Thu, 9 Sep 2004 05:57:44 +0900, koyama wrote:
うーむ、特定のオープンソースプロジェクトに関して「SUSE に特化」したも のを目指す、というのも何か間違っているような…。 逆に聞きたいのですけどSuSEに特化した何かって具体的に何でしょうか? そもそもオープンソースの趣旨からすると正反対な考え方なんですけど。
特化という表現がまずかったです。固有と記述すべきでした。
Yastや、初期のRPMは、それぞれ固有のものだったと思いますが、 そんな感じのものです。具体的にと言われても、今現在では思い付きませんが
確かに YaST や基本システムは、SUSE 固有ですね。 ただ、これらは、オープンソース「プロジェクト」として存在しているわけで はありません。実質、これらの開発は SUSE が主体となって行われているわけ です。 (もちろんライセンス上、全てオープンソースですので、誰かやる気があれば、 それを元にして別のディストリビューションを立ち上げるのも可能です。) それに対して OpenOffice や KDE などの、「オープンソースプロジェクト」 は、Sun などの後押し (Sun の社員が開発に参加) といった状況はあっても、 開発自体は共有スタイルで行われていますし、固有のものとして扱うべきでは ないでしょう。
オープンソース.......... これはとても効率の良い開発の仕組みですが、世の中のPCを利用する 全ての人が、必ずしもコードを書ける訳ではありませんし、 また、そうなる必要もないと思います。
もちろん、そうです。しかし、「参加」することに意義があるのです。 例えば、多くのプロジェクトの ML に日本人 (と思われる) 人が投稿するのは、 極稀なことです。2ちゃんねるで愚痴をこぼすことはあっても、それが開発 ML などに投稿されることはほとんどありません。 (これは、外から見ると結構不思議なのですが、やはり匿名性が関係している のでしょうかね。) ですから、日本語周りや、日本で普及しているデバイスなど、ローカルな環境 における問題、その存在自体が開発者の間で認識されていないのです。 既に述べたように、「日本で」開発する必然性はないのです。 「日本から」、文句を言う、バグレポートを送る、ポジティブなフィードバッ クを返す、といった基本的なコミュニケーションが不足している、というのが 一番の問題だと思います。
アプリケーションを作る以上、多くの方に使われてナンボだと思います SuSEはあくまで商用ソフトである以上、日本で販売量が増加しない限り 日本語版としては、安定供給されないのではないか考えました
基本的に、ディストリビュータは、それ自身、アプリケーションの開発者では ありません。開発に「参加」している場合は多いですが。 例えば、StarOffice は Sun のものですが、OpenOffice.org は別ものです。 Netscape と Mozilla の関係を見れば分かると思います。 -- Takashi Iwai <tiwai@suse.de> ALSA Developer - www.alsa-project.org