Blain-Basterです。
松本です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、先日、Ubuntu Japanese Team の有志 の方々が中心となって、IPA フォントを元にした派生フォント、Takao フォント をリリースしてくださいました。
Takao フォントのページ: https://launchpad.net/takao-fonts 『IPAフォントの派生フォント「Takaoフォント」リリース』(sourceforge.jp) http://sourceforge.jp/magazine/10/02/18/117208
# IPA フォントと Takao フォントは、(少なくとも現段階では)グリフ的には # 同じもの(つまり、見た目は一緒)となっています。
現在 openSUSE では日本語ロケールでの既定のフォントとして IPA フォントを 採用していますが、この IPA フォントは OSI 準拠ながら独特のライセンスの下 に配布されていて、改変して再配布する場合は「IPA」という名前を付けてはい けない、という制限があります。
このため、何らかの不具合を見つけたとしても、それを修正したものを再配布す る際には「IPA」という名前を使って再配布することが許されなくなってしまっ ています。
Takao フォントが作られたのは、「IPA」を含まない別の名称を付けることによ り、この制限に縛られず、コミュニティによってメンテナンスしていくことがで きるようにするためだと言えます。
何か問題が見つかり、それに対する修正方法もはっきりしているような場合、い ちいち IPA に報告して修正してもらうのを待たずとも、自分たちで修正して再 配布できるようになるということのアドバンテージは明らかだと思いますので、 今後、openSUSE でも日本語ロケール既定のフォントとして採用していくメリッ トは十分にあるだろうと考えています。
…ということで、とりあえず openSUSE 用のパッケージも作ってみましたので、 テストお願いできないでしょうか。 http://software.opensuse.org/search?p=1&baseproject=ALL&q=Takao # TakaoGothic、TakaoMincho、TakaoPGothic、TakaoPMincho という4つの RPM # パッケージになっていて、IPA フォントとも共存可能です。
今後、パッケージ名を変えたり、M17N リポジトリに移動するなどといったこと になるかもしれませんが、その際はまたお知らせするようにします。
もし深刻な問題等が見当たらないようでしたら、(間に合いそうなら)次期 11.3 での採用に向けてプッシュしていこうと思っていますので、ご協力お願いいたし ます。
私も歓迎します。良いのではないのでしょうか。 IPAフォントはもともとライセンス体系が気に入らず避けていましたから。 (ずっと梅フォントを使用していました) こちらでもテストしてみることにします。 -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org