松本です。 今年の春、openSUSE でもデフォルトの日本語フォントとして採用されている IPA フォントが 003.02 というバージョンに更新されたのですが、openSUSE で はその後もその前のバージョン、003.01 を使ってきていました。 …というのは、誰も更新作業をしていなかったからで、見かねてニュルンベルク の Iwai さんがまずは M17N の方で更新してくださいました。 http://lists.opensuse.org/archive/opensuse-m17n/2010-07/msg00002.html 問題の有無を確認後 Factory にも入れていくつもりとのことなんですが、実は ちょっと問題がありまして…更新すると見た目がちょっと汚くなるんですよね(こ れは、手元の openSUSE 11.2 と入れたてほやほやの 11.3 両方で再現するの で、私の環境に依存している問題ではないと思うのですが…)。とっくに気が付い てはいたのにどうしたらいいか分からなかったのでグズグズもたもたしてたこと で、Iwai さんにも余計な手間をとらせてしまい、申し訳ないです。 顕著な例としては、Kate の見た目。 http://heliosreds.homelinux.net/~helios/opensuse/sample/IPA_Fonts_003.01_kat... http://heliosreds.homelinux.net/~helios/opensuse/sample/IPA_Fonts_003.02_kat... # 上が従来の 003.01 の場合、下が更新された 003.02 の場合です。 また Thundrbird のスクリーンショットですが、URL 内のアンダーバーが見えな くなってしまい、スペースとの見分けができなくなってしまってます。 http://heliosreds.homelinux.net/~helios/opensuse/sample/IPA_Fonts_003.02_thu... 更に、同時期に配布されるようになった IPAex フォントというのがあって、そ ちらは現在 M17N:Devel から入れられるようなっているのですが、そちらを OOo で使ってみたのが以下です。 http://heliosreds.homelinux.net/~helios/opensuse/sample/IPAex_OOc.png IPAex* だけでなく新しい IPA* フォント全般の問題なのですが、特に小さいサ イズの明朝だとかすれて、横線などが見えなくなったりしてしまいます。 …ということで、皆さんの環境でも同じようになってしまうでしょうか? あるい は、別のディストリビューションではこんなパッチを当てている、こんな設定を 追加しているといった情報をお持ちでしたら是非教えてください。 これがフォントのグリフデザインの問題で、設定やパッチなどでどうにかなるも のではないとしたら、見た目が汚くなるけれど新しいバージョンに移行するか、 見た目重視で旧バージョンにとどめておくか、考えていかなければいけなくなり ます。あるいは、別の選択肢を考えていくとか。ここらへんについてもご意見を お聞かせください。 本来はディストリビューションに関わる問題でもあり、-m17n で話し合う方が望 ましいのですが、影響を受けるのはほぼ間違いなく「日本語ユーザのみ」となる と思いますので、とりあえずこちら (-ja) で話し合ってみたいと思います。 # もちろん、-m17n の方のやりとりに加わってもらえれば大歓迎です。 -- _/_/ Satoru Matsumoto - openSUSE Member - Japan _/_/ _/_/ Marketing/Weekly News/openFATE Screening Team _/_/ _/_/ mail: helios_reds_at_gmx.net / irc: HeliosReds _/_/ _/_/ http://blog.zaq.ne.jp/opensuse/ _/_/ -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org