Re: Re: [suse-linux-ja] 「DB2」開 発者版を格安販売の記事(SLES9の評価版のこと)
M. Takeyamaです。
岡本@ノベルです。
全部は私から回答できないので、ここで書いた内容以外の正式回答は 下記のところから請求してください。 http://www.novell.co.jp/nicweb/ はい、ありがとうございます。
SLES9の評価版を申し込んだときに出てくるアクティベーションコードは、 メンテナンスWebを利用するためのもので、それが30日のお試しという 位置づけです。 30日過ぎますと、アクセスできなくなります。(そのはず) そうですか。 通常 「シリアル番号」というような言い方をしている場合は、有効期限が なく使える場合がありますが、「アクティベーションコード」という用語を 使っているときは、ほぼ100%の確率である期限がくるとエクスパイャー してしまって何らかの利用制限がかかりますね。(経験値から)
SLES9のメンテナンスパッケージは、このメンテナンスWebを通じて提供 されます。つまり、最新状態でご評価いただくためにこのような仕組み になっています。 SLES系はそうなんですか。(今まで利用したことがないもので。) #多分、RHN(Red Hat Network)みたいなやり方なんですね。
個人的には、RHNのやり方には問題があると思っています。 #バイナリパッケージや商業ソフト(クローズドソース)のソースコード #の自由な配布や開示までは求めませんが、GPLのSRPMの配布に #まで著しく制限をかけているような感じするんですよね。 1次配布者からお金を払ってGPLのSRPMの供給を受けても良いですけど、 その人(団体)が自由に2次配布をおこなっても良いはずなのに... #実際には、RHNのSRPM(2次配布以降の配布物として)が出まわって #いるのを聞いたことありませんから。
SLES9は個人でも買えると思いますよ。ノベルからの直販はしていません。 そうですか。了解です。
<ちょっと横道モード> SUSE Linuxを使う分には、インターネット版(ftpサーバ上)のGPLを 使うこともできるので、それはそれで十分に満足できます。 私が、SLES(9)にこだわる(こだわろう)する理由は、良い意味での コミットをおこなおうとすれば、通常のSUSE LinuxにするよりSLES にコミットした方が本当のところユーザに取ってメリットが大きい のではと最近考えています。 戦略として”より良い日本語環境のSUSE Linux”を目指すなら 戦術として”SUSE Linux”にコミットしていくより”SLES”に コミットしていく方が長期的な視点で考えた場合効果的かなと 考えるようになりました。 --- 実際にやる/やらないは別ですけど。 #つまり、”SLES9”にターゲットを絞ってやっていけば #”SLES10(次期 Ver.)”ではかなり完成度が高くなるのでないかと。 #SUSE Linuxへは、SLES9からフィードバックできるだろうし。 そう考えたとき、SLES9へのコミットにより多くのユーザや開発者 たちが参加できるような雰囲気があるとよいと思います。 #伝統的にSUSEの場合クローズドベータテストという仕組みありますね。 #(知らない人が多いかもしれませんが。) 企業版の連携関係が「Novell Porting and Migration Networkの設立」 などとしてかたちになっていますけど... http://www.novell.co.jp/pressrel/20040917_1.html ----- M. Takeyama
At 28 Sep 2004 21:44:31 +0900, <uozekat@mail.goo.ne.jp> wrote:
SLES9のメンテナンスパッケージは、このメンテナンスWebを通じて提供 されます。つまり、最新状態でご評価いただくためにこのような仕組み になっています。 SLES系はそうなんですか。(今まで利用したことがないもので。) #多分、RHN(Red Hat Network)みたいなやり方なんですね。
個人的には、RHNのやり方には問題があると思っています。 #バイナリパッケージや商業ソフト(クローズドソース)のソースコード #の自由な配布や開示までは求めませんが、GPLのSRPMの配布に #まで著しく制限をかけているような感じするんですよね。
1次配布者からお金を払ってGPLのSRPMの供給を受けても良いですけど、 その人(団体)が自由に2次配布をおこなっても良いはずなのに... #実際には、RHNのSRPM(2次配布以降の配布物として)が出まわって #いるのを聞いたことありませんから。
ディストリビューションの二次配布に関しては、各プログラムの著作権の他に ディストリビューションとしてまとめたもののいわば「編集権」がある、 ということらしいです。 ですから、個々の SRPM は再配布できるかもしれないが、全体のシステムとし て再配布するのは別問題、と。 SLES や RHAS の主張としては、そういうことでしょう。 日本以外でどういう主張になっているのかは分かりませんが。 また、GPL のソース配布は、あらゆる場合に常に必要、という訳ではないです よね。もしそうだったら、例えば社内で極秘開発中のプログラムに対しても、 公開前に配布義務が生じる、ということになってしまいかねません :) -- Takashi Iwai <tiwai@suse.de> ALSA Developer - www.alsa-project.org
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