野宮です. 10.2 より,PKG_CONFIG_PATH から /usr/lib/pkgconfig が取り除かれ,これに気付 く迄自前ビルドで苦悶しました.^^;; 自前ビルドではなく,SuSE(や関連団体)が提供するパッケージを使え,という方 針は解るのですが,何も取り除く迄も無いのでは?,と思ったりしています. それに,src.rpm をビルドする際に問題が生じないのだろうか,とも考えています. つまり,SuSE の場合,src.rpm での --prefix=/usr に統一されていますので, 小生は,~/.profile に export PKG_CONFIG_PATH=$PKG_CONFIG_PATH:/usr/lib/pkgconfig と設定ことで解消しています. ともあれ,/usr/lib/pkgconfig を取り除くことに,小生の気付かない意味があるの でしょうか? 宜しくお願いします. --- 野宮 賢 mail-to: nomiya @ galaxy.dti.ne.jp 「先端技術の開発は、優れた頭脳を持つ人間が集中しないと成功しない。 しかし、技術開発と、それが何をもたらすかを考えることは別だ。 一人の人間に二つは望めない。」 -- M. Crichton -- --------------------------------------------------------------------- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
今井です。 64bit版の場合、PKG_CONFIG_PATHには /usr/lib/pkgconfig でなく /usr/lib64/pkgconfig が設定されますが....。 /usr/lib/pkgconfigを使うようにするとそちらは基本的に32bit版の 設定になるので64bit版のライブラリを/usr/libに突っ込んでしまう様 になりませんか? /usr/lib64に突っ込む様に/usr/lib/pkgconfig内のファイルを直し てしまえば良いかもしれませんけど、それはそれで混乱の元になるので はないかと思います。 64bit版と32bit版のパッケージではlibdirとか違いますし、この様な 設定の方が有難いと思いますけど。 Sunday 29 July 2007 01:06:21 に 野宮 賢 / NOMIYA Masaru さんは書きました:
10.2 より,PKG_CONFIG_PATH から /usr/lib/pkgconfig が取り除かれ,これに気付 く迄自前ビルドで苦悶しました.^^;;
自前ビルドではなく,SuSE(や関連団体)が提供するパッケージを使え,という方 針は解るのですが,何も取り除く迄も無いのでは?,と思ったりしています.
それに,src.rpm をビルドする際に問題が生じないのだろうか,とも考えています. つまり,SuSE の場合,src.rpm での --prefix=/usr に統一されていますので,
小生は,~/.profile に
export PKG_CONFIG_PATH=$PKG_CONFIG_PATH:/usr/lib/pkgconfig
と設定ことで解消しています.
ともあれ,/usr/lib/pkgconfig を取り除くことに,小生の気付かない意味があるの でしょうか?
-- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 今井 優 mail: maimai@coral.ocn.ne.jp web: http://www10.ocn.ne.jp/~masimai/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ --------------------------------------------------------------------- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
野宮です. In the Message; Subject : Re: [opensuse-ja] PKG_CONFIG_PATH Message-ID : <200707291122.22335.maimai@coral.ocn.ne.jp> Date & Time: Sun, 29 Jul 2007 11:22:22 +0900 [今井さん] == Masaru Imai <maimai@coral.ocn.ne.jp> has written: 今井さん> 64bit版の場合、PKG_CONFIG_PATHには 今井さん> /usr/lib/pkgconfig 今井さん> でなく 今井さん> /usr/lib64/pkgconfig 今井さん> が設定されますが....。 あっ,そうですね. 今井さん> /usr/lib/pkgconfigを使うようにするとそちらは基本的に32bit版の 今井さん> 設定になるので64bit版のライブラリを/usr/libに突っ込んでしまう様 今井さん> になりませんか? これで苦労した,というのが解りました. つまり,source に拠っては, ./configure --libdir=/usr/lib64 ...... と明示的に指定しないと,library を /usr/lib に入れてしまい,これが後々問題 を惹起します.これ,存外多いんです. 観ましたら,/usr/lib/pkgconfig には,10.2 への移行直後にコンパイルしたもの のみの foo.pc が入っていました. これ絡みのソフトを再度入れ直します.^^;; 勿論,/usr/lib/pkgconfig も削除します. どうも,有難うございます. --- 野宮 賢 mail-to: nomiya @ galaxy.dti.ne.jp 「eメールや携帯電話に縛られた社会は、自分自身と向き合ったり、 空想にふけったりする自由を奪う。」 -- M. Crichton -- --------------------------------------------------------------------- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
今井です。 Sunday 29 July 2007 12:23:26 に 野宮 賢 / NOMIYA Masaru さんは書きました:
つまり,source に拠っては,
./configure --libdir=/usr/lib64 ......
と明示的に指定しないと,library を /usr/lib に入れてしまい,これが後々問題 を惹起します.これ,存外多いんです.
何年か前に、64bit版ALSAドライバをコンパイルしてその手の失敗を やらかしたのを思い出しました。 岩井さんに指摘されるまでずーっと64bit版のコンパイラだと何もしな くても/usr/lib64に自動でライブラリ入れてくれるもんだと思ってた....。 でもって肝心の/usr/lib64以下にある古いバージョンのライブラリが 残ったままリンクして、未定義シンボルが.....。 -- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 今井 優 mail: maimai@coral.ocn.ne.jp web: http://www10.ocn.ne.jp/~masimai/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ --------------------------------------------------------------------- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
野宮です. In the Message; Subject : Re: [opensuse-ja] PKG_CONFIG_PATH Message-ID : <200707291546.35921.maimai@coral.ocn.ne.jp> Date & Time: Sun, 29 Jul 2007 15:46:35 +0900 [今井さん] == Masaru Imai <maimai@coral.ocn.ne.jp> has written: 今井さん> 岩井さんに指摘されるまでずーっと64bit版のコンパイラだと何もしな 今井さん> くても/usr/lib64に自動でライブラリ入れてくれるもんだと思ってた....。 ?,と気になり,--prefix=/usr/local としてビルドしたものを観ましたら,見事, 全て /usr/local/lib に入ってました.^^;; そこで,--libdir=/usr/local/lib64 として入れ直しました. ビルドしたものは,何かあった時に,make unisntall 出来る状態にしてあるのです が,ソフトに拠っては,「make uninstall って何?」というのがあるのが困りもの です.(-_-# そういうのは,Makefile に手を入れて,make uninstall 出来るようにしました. 今井さん> でもって肝心の/usr/lib64以下にある古いバージョンのライブラリが 今井さん> 残ったままリンクして、未定義シンボルが.....。 そうですね. make を走らせると,/usr/lib にある library を観て,「undefined」と言ったメッ セージで Abend されることが少なくありません. x86_64 っていうのは,未だ認知されず,と言ったところでしょうか? --- 野宮 賢 mail-to: nomiya @ galaxy.dti.ne.jp 「eメールや携帯電話に縛られた社会は、自分自身と向き合ったり、 空想にふけったりする自由を奪う。」 -- M. Crichton -- --------------------------------------------------------------------- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
こんにちは
x86_64 っていうのは,未だ認知されず,と言ったところでしょうか?
又、他のディストリビューションの話で申し訳ないですが うちでは、/usr/libは/usr/lib64へのリンクです。 -- A.Naono <cresson@rio.odn.ne.jp> --------------------------------------------------------------------- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
At Sun, 29 Jul 2007 23:40:54 +0900, A.Naono wrote:
こんにちは
x86_64 っていうのは,未だ認知されず,と言ったところでしょうか?
又、他のディストリビューションの話で申し訳ないですが うちでは、/usr/libは/usr/lib64へのリンクです。
32bit + 64bit 共存環境の扱いには複数の方法があります。 もっともオーソドックスなのが */lib + */lib64 で、32bit と 64bit を分け る方法です。 次に */lib を 64bit として */lib32 を 32bit とするものです。この場合、 */lib64 -> */lib に symlink を張って互換性を上げる事が多いです。 最近は後者の方を選択する場合が増えているようですね。以前と比較して、 64bit デフォルトでいける環境が整ってきたためかもしれません。 -- Takashi Iwai <tiwai@suse.de> --------------------------------------------------------------------- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
K.Suzukiです。 On Mon, 30 Jul 2007 12:51:32 +0200 Takashi Iwai <tiwai@suse.de> wrote:
At Sun, 29 Jul 2007 23:40:54 +0900, A.Naono wrote:
こんにちは
x86_64 っていうのは,未だ認知されず,と言ったところでしょうか?
又、他のディストリビューションの話で申し訳ないですが うちでは、/usr/libは/usr/lib64へのリンクです。
32bit + 64bit 共存環境の扱いには複数の方法があります。 もっともオーソドックスなのが */lib + */lib64 で、32bit と 64bit を分け る方法です。 次に */lib を 64bit として */lib32 を 32bit とするものです。この場合、 */lib64 -> */lib に symlink を張って互換性を上げる事が多いです。
最近は後者の方を選択する場合が増えているようですね。以前と比較して、 64bit デフォルトでいける環境が整ってきたためかもしれません。
自分の記憶違いかもしれないのですけど、例えば 64bit OS 上で 32bit アプリとの マルチアーキテクチャ OS の場合は、64bit 特定な物を */lib64 配下に置くことを 推奨する、みたいな事が FHS に書かれていたような気がしたけど、ひょっとしたら 自分の勘違いかも。 でも、こういう事はきっちり決めておいた方が( Linux にとって)良いと自分は思うの ですけど、アプリの互換性にも影響でるかもしれないし。 もしかしたら、ディストリビューションを越えたアプリの互換性を保つ必要は無いって 事なのでしょうかね? # あ、static にするという手もあるのか --------------------------------------------------------------------- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
At Tue, 31 Jul 2007 03:20:01 +0900, K.Suzuki wrote:
K.Suzukiです。
On Mon, 30 Jul 2007 12:51:32 +0200 Takashi Iwai <tiwai@suse.de> wrote:
At Sun, 29 Jul 2007 23:40:54 +0900, A.Naono wrote:
こんにちは
x86_64 っていうのは,未だ認知されず,と言ったところでしょうか?
又、他のディストリビューションの話で申し訳ないですが うちでは、/usr/libは/usr/lib64へのリンクです。
32bit + 64bit 共存環境の扱いには複数の方法があります。 もっともオーソドックスなのが */lib + */lib64 で、32bit と 64bit を分け る方法です。 次に */lib を 64bit として */lib32 を 32bit とするものです。この場合、 */lib64 -> */lib に symlink を張って互換性を上げる事が多いです。
最近は後者の方を選択する場合が増えているようですね。以前と比較して、 64bit デフォルトでいける環境が整ってきたためかもしれません。
自分の記憶違いかもしれないのですけど、例えば 64bit OS 上で 32bit アプリとの マルチアーキテクチャ OS の場合は、64bit 特定な物を */lib64 配下に置くことを 推奨する、みたいな事が FHS に書かれていたような気がしたけど、ひょっとしたら 自分の勘違いかも。
いや、確かそうだったような気が。 元々 lib32 を使うのは IA64 で 32bit「エミュレーション」を用いる場合だっ たのですが、最近は x86_64 にも使われるようになったみたいです。
でも、こういう事はきっちり決めておいた方が( Linux にとって)良いと自分は思うの ですけど、アプリの互換性にも影響でるかもしれないし。 もしかしたら、ディストリビューションを越えたアプリの互換性を保つ必要は無いって 事なのでしょうかね?
そうですね。まあ、私は割と楽観視していて、しばらくは分断状況が続くかも しれませんが、そのうちに収束するだろう、と。ディストロ側にしても、分断 しておくのは全く得策ではないですしね。 -- Takashi Iwai <tiwai@suse.de> --------------------------------------------------------------------- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org
participants (5)
-
A.Naono
-
K.Suzuki
-
Masaru Imai
-
Takashi Iwai
-
野宮 賢 / NOMIYA Masaru