[opensuse-ja] Re: CVE-2019-14822 のセキュリティパッチ適用後、Qt アプリケーションで ibus が使用できない
武山です この件の続報です # 前回のメールを間違えてユーザ会用 ML に流していました glib 側の不具合の修正パッチをリクエスト中です https://build.opensuse.org/request/show/759795 On 2019/10/20 15:58, Fuminobu TAKEYAMA wrote:
武山です
先日のアップデート以降、Qt アプリケーションで ibus が利用できなくなっています。 再現しないこともあるようです。
# もうちょっと情報を集めて現象の整理をしたい
一応回避策はあり、ログイン後ターミナルを開いて
$ ibus exit $ ibus-daemon -xd
としてから(要するに再起動)、Qt アプリケーションを立ち上げ直すと問題なく動きます。 メニューの右クリックからの再起動では解消されませんので、ご注意下さい。
他にもアプリを閉じたり開いたりしているうちにつながるようにもなるようです。 Plasma と Xfce で試していますが、Plasma 5 のほうが再現する確率が高いようです。
Ubuntu ではこの現象の報告あり: https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/ibus/+bug/1844853
Tumbleweed は upstream が修正版をコミットしつつもリリースしていないため 修正が適用されていないはずです。(これもこれで問題なのですが)
同一マシンにログインしている他のユーザーからキーイベントを含む ibus のメッセージ を取れてしまう脆弱性ですので、問題になる環境では fcitx 等に切り替えて頂くのが よいかと思います。
もともと Qt の IBus プラグインは IBus サーバーへの再接続まわりに問題を抱えていて、 GTK アプリケーションでは問題が起きないことにはなにか関連があるかもしれません。 -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org To contact the owner, e-mail: opensuse-ja+owner@opensuse.org
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