鎌田靖彦(Belphegor)@滅多に出てこない翻訳人です。 下記の手順で問題なく動くはずですが、保証はしませんので あらかじめご了承ください。 (1) r8169 ドライバを無効にする方法 まずは initrd (システム起動時に利用するRAMディスクファイル) 内にr8169 ドライバが入っているかどうかを確認し、入っていれば取り除く必要が あります。それぞれrootでログインするか、suなどでrootになった状態からの 手順です。 1. エディタなどで /etc/sysconfig/kernel ファイルを開き、 "INITRD_MODULES=" 以下に "r8169" が書かれていれば、それを削除してから 保存してください。書いていなければそのまま閉じてください。 2. 1.でファイルの中身を変更した場合は、シェルから "mkinitrd" を実行して initrd を更新してください。 これで r8169 を initrd から取り除くことができるはずです。 また、 r8169 モジュールが読み込まれることがないようにも設定しておく必要 があります。 1. /etc/modprobe.d/50-blacklist.conf ファイルをエディタなどで開いて、 ファイルの最後に "blacklist r8169" という行を追加し、保存して ください。 上記の両方を実施することで、システム再起動後も r8169 が読み込まれない ようになります。 (2) r8168 ドライバについて ソースコードをダウンロードしてコンパイルし、インストールされたとのこと ですが、今後ソフトウエアアップデートなどでカーネルのバージョンが 変わると、再度コンパイルをやり直す必要が出てきて不便だと思います。 こういうときは、openSUSE Build Service のリポジトリを使用するのが よいでしょう。 zypper ar \ http://download.opensuse.org/repositories/drivers:/nic/SLE_11/drivers:nic.re... root になっている状態から、上記2行分を入力して実行すると、 "drivers:nic" リポジトリを追加することができます。 あとは "zypper in r8168-kmp-default" ("default" の部分はお使いの カーネル種別 (例: "vmi", "pae" etc..) に合わせてください) などで インストールすることができます。 これでインストールを行なっておけば、カーネルが更新されてもそれに合わせて モジュール側も追随することができます。 ただしSLESの保証範囲ではないので、ソフトウェアの保証が必要な契約などを 締結されている場合は使用しないほうが良いです。 --- 以上です。 -- Yasuhiko Kamata E-mail: belphegor@belbel.or.jp -- To unsubscribe, e-mail: opensuse-ja+unsubscribe@opensuse.org For additional commands, e-mail: opensuse-ja+help@opensuse.org