At Tue, 6 Sep 2005 01:01:08 +0900, Masaru Imai wrote:
今井です。
月曜日 05 9月 2005 23:30、Takashi Iwai さんは書きました:
ですから、件の問題は、システム根本の部分 (xim.d/*) とは無関係でしょう。
今回の問題は、「製品版の Wnn8 をインストールしたら xim.d/* が入ってな いので、デフォルトで起動できない」というものですよね。 要は製品版の Wnn8 用の xim.d/* スクリプトをどこから調達するか、という 点に尽きると思います。
現在は、xim.d/* は対応するパッケージが個々にインストールしますが、今井 さんの提唱しているのは、「全ての xim.d/* (製品版 Wnn8 用を含む) を一つ のパッケージとして SUSE から提供すべき」ですね。
だれもそんなことは考えてませんしそういった提案をしたつもりもありません。 というかそういうのはすぐ破綻するのは目に見えてますから。
了解です。
これは Wnn8 の問題を解決するため「だけ」の手段としては、非効率なわけで す。先に述べたように、統一パッケージというアイディア自体に、様々な問題 が載っているのですから。
うーんやっぱり誤解の原因はそこですか。 上にも書きましたけど「全てのxim.d/*を一つのパッケージとしてSUSEから提供せよ」 と言ったつもりは微塵もありません。 というかそれを実行してしまったらメンテナンスが大変じゃないですか。
そうですね。
「個別にパッケージを作ることでパッケージの数等が増大してメンテナンスに困るようで あれば、個別ではなくまとめるのも仕方のないことですけど」くらいのつもりだったんで すが。
うーむ、この理由付けを推論するのは難しいです :-)
「あくまでもIMのパッケージ作るならこういう形で」という基本スタンスをパッケージ版 なりのパッケージで身を持って示せば良いのではということなのですけれど....。 SUSE用のIM制御用スクリプトまで含んだカスタム化されたパッケージを用意する 必要はなくて、IM制御用スクリプトは別パッケージとして用意してね位の方針を 実際に形にして提供したらどうかというつもりだったんですが。
確かに制御スクリプトまで含んだパッケージでやれば簡単です。 簡単ですが、SUSEのパッケージ内で完結してる場合は良くても、完結しなかった 時に制御スクリプトが入っているかとか、その他もろもろの判断を全て使う側にさ せてしまうとそれこそ混乱の元ではないのですか?
それがパッケージングの難しい点ですね。特にサードパーティの場合はそうな ります。 そもそも LSB がまだ定義されていないような分野での制御スクリプトは、OS にとても依存する話ですので、先に述べたように一つのパッケージで済まそう とすると、色々と無茶が出てきます。 これを避けるには、OS 固有の設定ファイルや制御スクリプトをサブパッケー ジにするか、%post などで動的に見分けて処理するか、といった必要が生じま す。 今回の件に関して言えば、%post で処理するのがユーザ側にとって一番楽な手 法でしょう。メンテナンスからいえば、どっちもどっちか。
外部から持ってきたパッケージにはSUSE用の制御スクリプト入ってないので 制御スクリプトのパッケージを別途調達するか、自分でサンプルを元に制御ス クリプトのパッケージを作成してインストールしてください。
とした方がまだ混乱しないで済むかと思いましたし。
基本的にそういう方針です。
現状だとサンプルを得るために「本来なら使わないので不要な」パッケージを インストールしてやらないと参考にならないのは判るかと思いますが。 AというIMとBというIMには依存関係がまったくなくて、Aのパッケージに制御ス クリプトが入ってない場合、 AというIMパッケージをインストールするためにBというIMパッケージインストール してAのパッケージへの流用終わったらBというIMパッケージをアンインストール しなければならないわけですが。 一台のマシンで一回だけインストールならまだましですが....。
すみません、ここら辺の具体的な話が全然スレッドに登ってきてないのが、混 乱の一要因だと思うのですが…。もう少し具体的な例を挙げて頂けませんか? 別に、パッケージのインストールは不必要だけれども、xim.d/* のテンプレー トが欲しい、ということであれば、/etc/X11/xim.d/none がデフォルトで入っ てますので、流用は可能です。 まぁ、もっと具体的な例とか、解説する文書が必要だ、というのには賛成です が。
xim.d/* のメカニズムは、本来、外部からの追加を容易にするように導入され たものです。SUSE 側では、製品版 Wnn8 に対応した起動スクリプトは提供で きませんので、これは外から持ってくる必要があります。 このときに、手動であれ、自動であれ、ファイル一つコピーして SuSEconfig を走らせれば OK、というはずなのです。
これを単純化したいがための事だったんですが.....。 というか基本的にPRMのデータベース上にエントリの存在しないファイルを できるだけ無くすためにも IMのパッケージ+そのIMの制御スクリプトのパッケージ
と組み合わせる事で減らせるかなと思ったんですけど.....。
それで減らせると思いますよ。
ただ、「IM の制御スクリプトのパッケージ」を誰が出すか、というのは未解
決ですけれども。つまり、提案の件は誰に向けて書かれたものなのかが、いま
いちはっきりしていなかったので。
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Takashi Iwai