At Mon, 16 May 2005 15:27:48 +0900, 野宮 賢 / NOMIYA Masaru wrote:
野宮です。
In the Message;
Subject : Re: [suse-linux-ja] ミキサーが見つかりません Message-ID : <200505160015.23660.maimai@coral.ocn.ne.jp> Date & Time: Mon, 16 May 2005 00:15:23 +0900
[今井さん] == Masaru Imai
has written: 今井さん> ごくたまにKDEコントロールセンターの「サウンド&マルチメディア」にある 今井さん> 「サウンドシステム」の「サウンドシステムを有効」チェックボックスのチェック 今井さん> が外れてる場合に、ご指摘の様な挙動を示す場合があった様な気が....。
このチェックボックスは、チェックを入れたままでやっています。
松本さんの仰る通りのようです。
/etc/group を元に戻し、Yastで セキュリティ - ユーザーを作成あるいは編集する - ユーザーとグループの管理 - 編集 の詳細パネルで audio にチェックを入れます と、/etc/group が松本さんの仰る形で書き換えられます。 これでリブートしますと、ユーザーでもkmixの表示も正常になり、音もちゃんと出 るようになります。
オーディオ関連のデバイスのパーミッションは、セキュリティに関わる話でし
て、そのおかげで色々と面倒な事になっています。
パーミッションが World Wide だと、例えば、リモートからマイクをオンにし
て盗み聞きする、といった事が可能になるわけです。
SL9.x では、デバイスファイルのパーミッションは、以下の複数の手法で管理
されています。
1. デフォルトのパーミッション、グループ
2. logindevperm
3. resmgr
多くのデバイスは、オーナーとグループにのみアクセス権限を与えています。
例えば、オーディオデバイスのデフォルトのパーミッションは、group=audio
で 0660、つまり audio グループに属していないユーザはアクセスできません。
ちなみに、通常の手順でユーザを作成すると、audio グループには含まれてい
ません。それを乗り越えてログインユーザにアクセス権限を与えるのが 2 と
3 の手法です。
XDM (KDM, GDM) でログインすると、logindevperm によってローカルのみアク
セス可能となるようにオーナおよびパーミッションが変更されます。
/etc/logindevperm に、変更されるデバイスが指定されています。
例えば、foo でログインすると、owner=foo で 0600 というパーミッションに
なります。ログアウトすると自動的に元のパーミッションに戻されます。
また、resmgrd というデーモンが走っているはずですが、このデーモンにより、
resmgr library とリンクされたプログラムは、/etc/resmgr.conf および動的
に設定された情報を元にして、アクセス権限の動的な変更や suid での実行を
行います。
ということで、XDM 経由でログインする場合は、この手の問題はあまり発生し
ないのですが、runlevel 3 でログインする場合やリモートアクセスの場合に
ちょっと面倒な作業が必要になりますのです。
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Takashi Iwai