Re: [suse-linux-ja] 「 Novell(R) SUSE(R) LINUX Professional 9.1 日本語版」の販売のアナウンス
M. Takeyama です。 #ピンポイントで。 On Mon, 28 Jun 2004 05:29:27 -0700 (PDT) hiura@openi18n.org (Hideki Hiura) wrote: [...]
たとえば、初期 Wnn の時代からの人なら有名な話なので知っている と思いますが、昔は IM(FEP) といえば、ワープロ・オフコンでした。 使用・選択された単語なりの頻度を数えて、その順で候補の出現順を ならびかえると効率がよくなるのはピンとくるとおもいますが、これ は東芝の特許に抵触します。そのため、Wnn は頻度情報を活用できず、 直前につかわれたかどうか、を記録する、今使ったよビット、を使用 するしかなかった、ということです。 横道にそれるかもしれませんが...
確かにその話は聞いたことあります。(特許の塊だってこと。思いだしました。) #アックスの竹岡さんからです。 --- OpenPrintingとは関係ないところで。 オープンソースの開発(サポートして欲しいこと)で必要なことして、 アイディアなどが既に特許として登録されているかどうかを開発者が 簡単に確認できる仕組みあると良いよね という話が出ました。 #サブマリン特許などの問題もあると思いますから世界的な特許ルールの #統一化がないと機能しないと思います。 ぼそ。 <最悪のパターンを想定したモデルケースかもしれませんが(例として)> 少し前に話題になったMSのIEプラグイン特許訴訟に関することですが、 この対象がKDEのkonquerorにまで広がった場合は、 ・特許侵害をしたブラウザ(既に流通)の回収 ---> 多分、不可能。 ・侵害した期間の補償 ---> 要交渉だと思うが... 支払いが出来る 範囲で出すのでは?(プロジェクトにとって相当な痛手) ・ソースコードからその機能は除かれる.(代替措置が取られるまで) というような対応になると思います。 #Waldo Bastian、 David Faure がこの件のインタビューにそのような #公式なコメントを出していたと思います。 ----- M. Takeyama
岩井です。 ほとんど茶々ですが。 At Mon, 28 Jun 2004 22:43:20 +0900, takezou wrote:
M. Takeyama です。 #ピンポイントで。
On Mon, 28 Jun 2004 05:29:27 -0700 (PDT) hiura@openi18n.org (Hideki Hiura) wrote:
[...]
たとえば、初期 Wnn の時代からの人なら有名な話なので知っている と思いますが、昔は IM(FEP) といえば、ワープロ・オフコンでした。 使用・選択された単語なりの頻度を数えて、その順で候補の出現順を ならびかえると効率がよくなるのはピンとくるとおもいますが、これ は東芝の特許に抵触します。そのため、Wnn は頻度情報を活用できず、 直前につかわれたかどうか、を記録する、今使ったよビット、を使用 するしかなかった、ということです。 横道にそれるかもしれませんが...
確かにその話は聞いたことあります。(特許の塊だってこと。思いだしました。) #アックスの竹岡さんからです。 --- OpenPrintingとは関係ないところで。
こういう場合にこそ、お役所推進のプロジェクトの意味があるのでは、 と思っているのですが。後ろ盾は大事ですよね :-)
オープンソースの開発(サポートして欲しいこと)で必要なことして、 アイディアなどが既に特許として登録されているかどうかを開発者が 簡単に確認できる仕組みあると良いよね という話が出ました。 #サブマリン特許などの問題もあると思いますから世界的な特許ルールの #統一化がないと機能しないと思います。 ぼそ。
特許の種類に依りますよね。
FEP の場合は、ローカルな特許なのでしょうか?
もしそうならば、client/server で海外のホストで起動すれば問題なし? :-)
--
Takashi Iwai
M. Takeyamaです。
#さらにレスしてみました。
On Mon, 28 Jun 2004 15:52:17 +0200
Takashi Iwai
岩井です。
[...]
確かにその話は聞いたことあります。(特許の塊だってこと。思いだしました。) #アックスの竹岡さんからです。 --- OpenPrintingとは関係ないところで。
こういう場合にこそ、お役所推進のプロジェクトの意味があるのでは、 と思っているのですが。後ろ盾は大事ですよね :-) ちょっと、そのときの状況を補足しますと。 IPAの「未踏プロジェクト」で、Openソースの関係者として、g新部さん がプロジェクトリーダーとして係わった案件の報告会(発表会)での ことでした。 #お役所の関係者(日本の)の意識レベルはまだだ低いかもしれませんが #理解している人もいることは確かです。 #(g新部さんをプロジェクトリーダーにすること自体が画期的)
オープンソースの開発(サポートして欲しいこと)で必要なことして、 アイディアなどが既に特許として登録されているかどうかを開発者が 簡単に確認できる仕組みあると良いよね という話が出ました。 #サブマリン特許などの問題もあると思いますから世界的な特許ルールの #統一化がないと機能しないと思います。 ぼそ。
特許の種類に依りますよね。 FEP の場合は、ローカルな特許なのでしょうか? もしそうならば、client/server で海外のホストで起動すれば問題なし? :-) 現行法は、実情にあっていない部分もあるので抜け道的もの はあるかと思いますが、基本的にはダメでしょうね。 #(道義的という意味でです。まあ。考え方次第なんですけど。)
特許の世界では、先願主義(先に申請した人に権利あり)と先発明主義 (先に発明したことを証明できる人)があり、少なくともアメリカでは、 先発明主義なので、アメリカの市場ではローカルな特許でも先発明主義 で申請してしまえばいつでも発明したことを証明できる人が有利になる ようです。 #その過程をクローズにして、決った時点で情報をオープンにする #やリ方(通称:サブマリン特許)が世界的(ヨーロッパ、日本)では #そのこと自体を問題しています。(文化 と 文化の戦いなんですけど。) 根本的なことで言えば、ソフトウェアーに関する知的所有権の問題は、 著作権に係わるコピーレフトの運動 (リチャード・ストールマンなどを代表する) と本来、著作権の範囲で議論すべき問題をビジネス特許やソフト ウェアー特許として工業所有権として議論しようというところに あると思っています。 #(管轄がコンピュータプログラミングは、著作権の範囲なっている) ソフトウェアーに係わっている人間としては、大変な時代に生活 しているのだなー。 と思ってしまいます。 ----- M. Takayama
From: takezou
特許の種類に依りますよね。 FEP の場合は、ローカルな特許なのでしょうか? もしそうならば、client/server で海外のホストで起動すれば問題なし? :-) 現行法は、実情にあっていない部分もあるので抜け道的もの はあるかと思いますが、基本的にはダメでしょうね。
どこの国の特許かによるんじゃないかという気がします。 仮に先の東芝の特許が日本だけで申請された特許だったとすると、その場合、 その特許を使うサーバーが海外で動いていて、日本で動いている client がそのサービスを受けるのは、十分合法だと思うんですが..
特許の世界では、先願主義(先に申請した人に権利あり)と先発明主義 (先に発明したことを証明できる人)があり、少なくともアメリカでは、 先発明主義なので、アメリカの市場ではローカルな特許でも先発明主義 で申請してしまえばいつでも発明したことを証明できる人が有利になる ようです。
でも、海外で売られる海外製の製品には国内の特許法は法的に効力を持たない ですから、せいぜい、最大限できて、その製品の米国輸入を禁止する、とか、 米国に輸入されて被った分の損害賠償をする、とか、そういう事しかできない ようですが.....米国市場が大きく影響力があるから通じているだけで、どこ かの名も知らない小国が同じことやってもきっと、皆無視するのではないでしょ うか?
と本来、著作権の範囲で議論すべき問題をビジネス特許やソフトウェアー特 許として工業所有権として議論しようというところにあると思っています。 #(管轄がコンピュータプログラミングは、著作権の範囲なっている)
著作権やリバース・エンジニアリングについてもしかり.... program を国外に持ち出すと法に触れるから、print out した紙を持ち出し、 それを OCR/retype して海外で再現するとか、リバース・エンジニアリングが 違法でない国で、リバース・エンジニアリングのみして、あとはリバース・エ ンジニアリングが違法な国ででもその資料を元に開発するとか、国の制度の違 いを利用してけっこう行われてますよね。 それが WTO 非加盟酷だったりすると、もうほとんど... ひ
M. takeyamaです。
#ちょっと横道モード
On Mon, 28 Jun 2004 22:43:20 +0900
takezou
<最悪のパターンを想定したモデルケースかもしれませんが(例として)> 少し前に話題になったMSのIEプラグイン特許訴訟に関することですが、 この対象がKDEのkonquerorにまで広がった場合は、 ・特許侵害をしたブラウザ(既に流通)の回収 ---> 多分、不可能。 ・侵害した期間の補償 ---> 要交渉だと思うが... 支払いが出来る 範囲で出すのでは?(プロジェクトにとって相当な痛手) ・ソースコードからその機能は除かれる.(代替措置が取られるまで) というような対応になると思います。 #Waldo Bastian、 David Faure がこの件のインタビューにそのような #公式なコメントを出していたと思います。 ActiveXに対抗する新技術を共同開発するという発表がありました。 #少し前にそのような動きありましたけど。今回正式発表のようです。
Netscape Plugin Application Program Interface (NPAPI)をベース に新しいプラグインAPI開発が行なわれるということです。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0407/01/news024.html http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0407/01/news047.html Appleの標準Webブラウザ Safari(エンジン部分がkhtml)が対応する ということなのでkonqueror(KDE)でも 多分対応するはず。 ここで、一番気になっているのがこれで、”IEプラグイン特許” に抵触しない新技術(新API)になるのか? or 抵触するかもしれないがActiveXに対抗する為だけの新プラグイン APIなのか? ということです。 ”Mozilla Pluginsプロジェクトホームページ”からは、API のドキュメントが公開されています。 http://www.mozilla.org/projects/plugins/ ----- M. Takeyama
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